2008-08-29

たね


昨日は、お茶の教室で、濃茶のお点前を教わり、初めて、濃茶を練った。T先生もMさんと私の練った濃茶を飲んでくださり、「初めてなのに、二人ともよく練れていて、おいしかったですよ。」と、二人とも褒められた。いくつになっても、褒められるって嬉しいものだ。

その後、髪を切りに、いつもの美容室まで出掛けた。

外苑前駅から歩いて5分ほどの場所で、2年ほど住んでいた場所なので、懐かしく思いながら、歩いた。南青山3丁目の交差点のところにある、ベルコモの脇の道端に、ちょっと都会の道端では見慣れない植物が植わっていた。

一瞬通り過ぎたが、なんだっ?と思い、振り返って見ると、バジルだった。誰がベルコモの隣にバジルなんか植えたんだろうと不思議に思いながら、でも、都会の片隅にバジルが植わっていることに、ホッとしながら美容室に到着した。

髪をやってもらっている間、前に置かれた雑誌の表紙の「アートのある・・・・」というタイトルに目がいったので、それを読み始めた。金沢や、直島、札幌など色々な街にある、アートスポットを紹介する記事だった。私の好きなジェームス・タレルの作品も、色々な所にインスタレーションされているが、わかった。

そして、東京の中で、外苑前にあるワタリウム美術館の展示で、4月26日~8月31日までやっている、「ファブリス・イベール たねを育てる展」という記事が、目に留まった。東京の中にたくさんの色々な種を植えるということも、企画としてやっているということで、なんとなくあのバジルと結びついた。定かではないが、きっと彼の植えた種が育っているに違いない。

彼は、「たねとはアート作品がつくられるための思想や行動のメタファーです。」と言っている。

たねは良い地にまかれると、100倍、60倍、30倍の実を結ぶと、聖書に出てくる。でも、道ばた、岩地、イバラの生えてる地にまかれると、すぐ鳥に食べられてしまったり、日照りで乾いてしまったり、ふさがれたりしてしまうと。

自分は、良い地でありたい・・・・

今日はこれから、4月にNYでお会いした、日本人女性ピアニストのコンサートが横浜ユニオン・チャーチで行われるので、友達と聴きに行こうと思う。午後から雨が降る予報だったが、今のとこはまずまずの天気。天気予報士さん達にとって、予測の立たない天気になっているのだろう。今早朝の雷鳴もすごかったなぁ。彼女のメールに、天候が守られるように祈ってくださいとあった。守られている・・・・神様ありがとう!


0 件のコメント: