2009-06-19

山猫軒

Time flys!

また、あっという間に月日が流れてしまった。知らぬうちに、6月の後半に入っていた。


先週の金曜日に、以前から約束していた友達を訪ねて、「遠足」に行った。



行き先は、埼玉の越生という町。横浜から電車で約2時間半で着いた。京都までの各駅停車の旅を経験したせいか、2時間半なんかなんともなかった。



越生は、梅で知られているようで、車で走ると、梅を直販売している看板が目立った。1kg400円となかなか嬉しいお値段だったが、今回は自粛。

駅まで、友達が車で迎えに来てくれて、最初の目的地のギャラリィ&カフェ「山猫軒」へ、向かった。そこで、友達夫妻が二人展をしていたので、前から見に行く約束をしていた。



山猫軒は、山の中をだいぶ入ったところにあり、休日は入るのに並ばないといけない時もあるくらい、知る人ぞ知るカフェらしい。



アーティストの作った門から入る。この門は風が吹くと、鉄のチャイムの音が聞こえる。



入り口の脇の窓から、友達の作品が覗いていた。



中は、とっても落ち着いていて、知り合いの家に来た感じの落ち着いた雰囲気。近くで摘んできた草花が可憐に飾られていた。





さっそくお昼をいただいた、ここでの食事のメニューはマルゲリータピッツァと、古代米カレーだけだが、これがとっても美味しい。特にピッツァは本当に美味しい!それと、「賢治おすすめサイダー」を飲んだ。サイダー好きに納得のいくしっかりしたサイダーだった。なぜ「賢治おすすめなのかは、ここのオーナーが、宮沢賢治好きだからだと思う。本棚には宮沢賢治の本がいくつも並んでいた。


他にも、コーヒーやベイクドチーズケーキなどもあり、こちらも美味しかった。



お昼を食べ終わり、外のデッキに出てみた。ここにもアーティストの作った柵があった。



そして、ロッキングチェアーに揺られながら、しばらく2人でボーっとおしゃべりした。緑を見ながら疲れが散っていくようだった。たまに、馬のいななきが響いた。最近、越生には馬舎が多くなったらしく、乗馬できる場所も増えてきたそうだ。このデッキの下には、鶏が歩きまわれるスペースで飼育されていて、その卵が売られていたので、お土産に買った。久々にさらっとして卵の味がする、美味しく安心して食べれる卵だった。



しばらくして、また中にもどり、チーズケーキと紅茶をいただいた。友達と旦那さんの作品がカフェの中に飾られていた。彼女の作品は、糸で刺繍したり、ミシンでステッチしたりして、墨も使って作る、独特なもの。去年NYで彼女の作品を見たときは、そこでも素敵な雰囲気をかもし出していたし、こういう日本家屋でもやっぱりしっくりきていた。






山猫軒では3時間ぐらいゆったり居させてもらった。オーナーの方もいい方で、独身の頃はパリに拠点をおきながら、ヨーロッパを巡りながら写真を撮っていたそうだ。もちろん今でも写真を撮っているそう。


山猫軒を出てから、Mさんが大きな木を見に行こうといって、また違う山のほうへドライブした。

そして「大クス」と呼ばれる大木を見に行った。やはり大きさは写真では表せきれない。視界に入った時はおもわず「ワーッ!!」と声が出てしまった。樹齢1000年ぐらいだということで、日本で16番目の大木だそうだ。関東でこれほど大きくなる木はめずらしいそう。


その後、O夫妻の自宅に行って、手料理をいただいた。旦那さまのO先生も美大から早く帰っていらして、久々にゆっくり話した。日本画家の家らしく、テーブルの上には、顔料となる原石が置かれていた。こんなきれいな色の石が地中に埋まっているのは、不思議だ。

夕食後、また2時間半電車に揺られて横浜に戻った。

実は、次の日は仕事で、2時間かけて埼玉の秋津まで行って来た。これもなんなくクリア。自分でも感心する。

そして、今日も時間ができたので、ご近所で陶芸・お茶教室で一緒のMさんと、久々にコストコに買出しに行った。


お昼はやっぱり、ドリンク付きのホットドック。これだけで、けっこうお腹一杯になったが、コストコ内を歩き回る間、たくさんの試食もした。夕飯を食べるべきか、軽めにするか今は迷い中。最近陶芸教室に行けてないので、久々のMさんとのおしゃべりも満喫した!やっぱり女性にはおしゃべり時間が大切。良い休みになった。

主人にも、おみやげにピザのピースをゲット!アメリカン・ジャンクフードのおすそわけ。

2009-06-11

リマインダー




最近、主人がトイレの電気を消し忘れる事が多くなり、その都度「出る時電気消してね。」と、優しくいちいち言うのも悪いかなと思い、「Please turn off the light, thanks!(電気を消してね、ありがとう!)」と、リマインダー(注意書き)を貼ってみた。

おかげで効果があり、電気の消し忘れがほとんどなくなった。

こんなことを言っている私も、実は小さい頃は親に「ぱなちゃん」と呼ばれてた事があった。「つけっぱなし」「開けっぱなし」「やりっぱなし」「だしっぱなし」で、ぱなちゃんだ。親もあきらめ半分、よく注意してくれたおかげで、大人になってからは、ぱなちゃんは卒業できた。

リマインダーの上の絵は、4、5年前のクリスマス時期に、日本画の材料でクリスマスカードを作る企画が、佐藤美術館で会った時に参加し、金箔を使って作ったものを額に入れてみた。この時、ちょうどクリスマス時期で忙しかったが、30分程でも、物を作るのに集中した時に、疲れが癒された経験を思い出す。

実はこれもリマインダーとして引っ越したときからトイレに飾ってある。トイレに入った時に、自分の心の中には、自分が中心にいるのか、神様が中心にいるのか確認できるようにということで、飾っている。自分が中心にいると、自己中になるし、わがままになってしまうが、愛であり、義であり、平安である神様が心の中心にいて下さいと願うと、心が穏やかになる。心も体もすっきりして、トイレから出たいという意図のもの。

リマインダーが効果あるときもあれば、効果ないときもあるのは、人間だからまあ仕方がないさ。そんな時は、またリマインダーを見直せば良いことだ。

2009-06-03

勢揃い



今日は、やっと最後の一個の削りが終わり、水引きの作品が勢揃い!



それぞれ、特徴があって面白い。でも右から二個目と三個目が、どちらかというと良い形に仕上がった。



なぜかというと、この二つだけ、削る時にこの本を横に置いて、ちょこっと見ながら削っていったせいだろうか。修行の身なので、お手本が必要なようだ。




今日のこれも、とりあえず抹茶茶碗にしようと思う。予定では、一時間ぐらいで削り作業を終え、向こうのテーブルで、何か手びねりで一品作れればと思ったが、そうはうまくいかなかった。



一個でも、かなりの削りかすが出た。

次回は久々の、テーブル作業!おしゃべりしすぎないようにしないと・・・・

2009-06-01

150周年



今年は、横浜開港150周年記念で、横浜では様々なイベントが4月の終わりから始まっている。

最近なぜ、「Time flys!(時間が飛んでいく!)」かというと、日本プロテスタント宣教150周年記念大会(http://www.protestant150.org/c_events.htm)」というものに、関わっているから。1859年に横浜が開港されてからすぐに、日本にプロテスタントの宣教師も入り、近代日本の発展に、大きく貢献した。特に、教育の面においては大きな遺産となっている。それまでは日本では、16世紀にカトリックの宣教が始まり(それ以前にキリスト教の影響は日本にあったが)、その後約200年間鎖国が続いていた。155年ほど前までは、日本の国は鎖国されていたかと思うと、ちょっと不思議な感覚。

開港記念の今年、日本プロテスタントの様々な教会の牧師さん達を中心に、皆がボランティアで、記念式典や、次世代に続いていく宣教をふまえて、7月8、9日の2日間に渡るイベントを横浜の「パシフィコ横浜」の大ホールで行う。50年に一回の記念式典だ。

企画・制作委員長のK牧師から、アシスタントをしてみないかと誘われ、主人もお手伝いしたらと言ってくれ、2月の終わり頃からお手伝いし始めた。K牧師は、私の尊敬する女性の一人で、音楽プロデューサーでもあり、以前にも1万人規模の集会を手掛けたことがある方。

私にとって、久々のアシスタント・事務系の仕事なので、フルタイムの仕事ではないが、果たして足を引っ張らずに、できるかどうかが心配だった。結婚してからは、翻訳などの仕事が主だったので、最初は頭の回線がうまくつながらず、何をどうやっていったらいいのか、考えるのに少々時間が掛かった。ようやく、最近になって頭の回線がちょっとスムーズにつながってきたような気はする。

パシフィコの会場には、5000人収容することができるので、だんだんプログラムの全容が見えてきた時、もの凄い大きな事にかかわっている事に、ちょっとひるんでしまった。そんな時、自分の中で何とかしようとすると、空回りしてしまい、心も不安になった。でも、ある時、「何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」という、聖書の言葉を思い出した。

おぼれている人は、じたばたするので、沈んでしまう。事に立ち向かう時に、心がじたばたしてしまうと、嵐のさなかにいるようで、なにもできなくなってしまう。でも、神の平安が心に来ると、台風の目の中にいるように、穏やかな気持ちで、事に立ち向かえる。できないと思ったことでも、心に平安があると、できるようになる。

私も、神様がどんな時もいつも一緒にいてくださることを感謝し、心の中にある不安をどうにかしてくださいと、心の願いを祈った。言葉ではどう説明して良いかわからないが、すぐに平安が来て、やるべき事が見え、こなす事ができるようになってきた。怖れていたものに対して、怖れずに対処できるようになった。

舞台製作には、K先生の古くからの仲間で、ジャニーズのコンサートを手掛けているプロの方々があたって下さっている。まさに職人集団で気持ちが良い。

ゲストも様々な人達がいらしてくださる。

さああと、一ヶ月ちょっと。台風の目の中で、自分のやるべきことをやっていきたい。

よろしかったら、いらしてください!どなたでもご参加いただけます!詳しくはHPをご覧ください。