2008-09-02

イベリア組曲


土曜のピアノコンサート・・・・

結局、ピアノの演奏中に、雨と雷がなり始めた。本当は午後から雨の予定だった。

教会での演奏で、ピアノは素敵な光でキラキラする、特殊な加工を施したガラスの窓の脇にあったので、田中友樹子さんの演奏の途中から、雷のピカピカ光るのが見えた。ピアノ音に、かすかにやわらかいゴロゴロという音が重なった。

友樹子さんの演奏を、2列目の手が見える角度から聴いた。聴きながら手の動きを見ているのが、とても楽しかった。指はこんなによく動くものなのだと、感心した。また、ピアノは指の芸術だと思った。

モーツァルトの「きらきら星変奏曲」から始まり、途中休憩をはさみ、全部で12曲を楽しんだ。「きらきら星変奏曲」は、いつも隣の家の小学生が練習して、だんだん上達していくのを聴いてきたが、やっぱりプロは違う。

私の今回気に入ったのは、アルベニス(1860-1909)作曲「イベリア組曲 第1巻 招魂、港、セビージャの聖体祭」の3曲。彼の曲の特徴は、最後にポンッと1音押して終わる。良い曲に出合った。

終演後、一緒に行ったMさんと、元町まで坂を下り、イタリアン料理とおしゃべりを楽しんだ。雨脚もそんなにひどくなく、家に着いた直後に、ザァザァ降りになった。天候が守られますようにという祈りが答えられた。

でも、イタリアンを楽しんでいる間、主人は落雷で停電して止まった東急東横線に乗れず、もの凄い遠回りをして0時まわって、家に戻ってきた。大変な思いをしていたたくさんの人がいたそうだ。友樹子さんも、東横線に乗れず、その晩は教会のゲストルームに泊まっていったそう。次の日が土曜で休みでよかった・・・・

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