2010-02-20

緊急避難





木曜日から、階下のリフォームが始まった。事前に業者の方から、その旨のお手紙をいただき、多少の音などは我慢しようと思っていた。



夕方家に帰ると、ペンキの臭いが部屋に充満していた。30分程経ったら目がショボショし、喉も痛くなってきたので、下で作業していた業者の方に事情を伝えた。天井に塗料を塗ったのが、揮発して上に上がってきているようで、乾けば収まるということだった。とりあえず、窓を開けて換気することにした。



夜、寝ようとしたが、かなり臭いがきつく、結局、隣の部屋の窓を全開にし、スキー帽を被って眠りについたが、臭いに敏感な私は、浅い眠りになってしまった。



翌日、業者の営業の方にきていただき、部屋の臭いを確認していただいた。とにかく、換気をするしかないということで、昨日は午前中は家の半分の窓を全開にしたまま、仕事を片付け、午後からは家全部の窓を全開にし、外出することにした。



夜帰ってきても、まだ臭いがあり、特にストーブをつけると灯油のような臭いになり、シンナー中毒のようになってしまった。主人が9時過ぎに帰宅した時には、私の目はトロ~ンとしていたようで、主人は、これ以上この家にいるのはヤバイということで、窓全開で、緊急避難することになった。「コンフォートホテル横浜関内」を「じゃらん」で予約し、移動した。


コンフォートホテルは、以前NYからシアトルに移動する際、悪天候で飛行機の乗り継ぎができなかった時に、空港で半泣きで探し、泊まって、とても慰めらられたホテルだった。今回も、たまたま安く部屋が出ていたので、予約し、ホテルに着いてから、それを思い出した。







コンフォートホテル横浜関内は、去年オープンしたせいもあって、とてもきれいで、センスも良く、私達の泊まった部屋は、小さいけれども、小ささを感じさせないものだった。PCも¥500で借りることができ、無線LANも使い放題だったので、ネットもできた。



また、よかったのは、アメリカでもそうだったが、ウェルカムコーヒーのサービスと、無料のとても内容の濃いビュッフェの朝食が着いていた。私達の予約したプランには、おまけで女性用のアメニティセットもついていたり、新聞が無料でおいてあったりと、いたれりつくせり。ホテルスタッフの方々も、とても感じがよかった。今回は二人で¥6300。(じゃらんのポイント、700ポイントを使って。)もちろん、通常の値段は倍する。



今回もコンフォート(慰めるという意味)された。






家に戻ったが、まだ揮発性の臭いは残っていて、もう一度業者の方と大家さんと話し合い、あと2晩外泊することになった。もちろん、昨日と今回の宿泊費は、業者で持ってくださる。



クレームをいう時は、決して感情的にならず、相手に敬意を払いつつ、平和的解決を求め、でもしっかり主張することはし、こちらもやることはきちんとすることが、良い方向に向かうようだ。勿論、私達は聖書の中に「すべての事について感謝しなさい、祈りなさい。」とあるので、どうしたらいいか、良い解決方法が与えられるように祈る。ただのクレーマーになって、双方嫌な感じを残しての終わり方はしたくない。



今晩は、業者のほうで予約して下さった、アパホテル関内に泊まる。昨日泊まったコンフォートホテルの道を挟んだすぐ横。



人生何があるかわからない!

2010-02-15

NYC!?





NYCのオフブロードウェイで、昨年上演された、三谷幸喜さんの作・演出、香取慎吾さん主演の「TALK LIKE SINGING」のミュージカルを観に行った。

午前中、教会で礼拝に出てから、教会の人が作ってくださった、美味しい手作りおでんランチをいただいてから、高校の親友のMと渋谷で待ち合わせて、赤坂ACTシアターに向かった。



赤坂駅を降りて、階段を登ると、もうそこがシアターの入り口に通ずる。階段を最初通り過ぎた時はわからなかったが、駅から通ずる階段の両脇は、NYCの見慣れた街並みの壁面になっていた。肉眼で見るとあまり良くわからないのだが、カメラで撮ると、立体的に見える不思議なもの。





ミュージカルは、英語と日本語半分づつで 演じられたが、違和感なく見ることができた。字幕もついていた。

三谷さんが脚本を書く時は、この役者さんに演じてもらいたいと思って、書いているそうで、この作品も香取さんの タレントがうまくいかされている作品だった。歌もお上手でビックリした。出演者は計4名で、早着替えはマジックのように、見事だった。

そして、やはり三谷さんの作品、途中で「くすっ」と笑ってしまったり、みんなで笑ってしまったり、2時間かなり楽しませてもらった。

2階のE席からの観劇で、オペラグラスを持っていかなかったので、視力には自信のある私でも、最初は出演者の顔の表情など、捉えられなかったが、途中で目の焦点が合ってきたのか、だいぶわかるまでになった。人間の体の不思議をまた体験した。

公演が終わり、外に出ると、赤坂サカスのイルミネーションがとってもきれいだった。観劇の余韻にひたれた。以前、NYCでオフブロードウェイのミュージカルを見たとき、劇場が普通の住宅街のようなところにあって、観劇を楽しんだ後に外に出たら、いきなり現実に引き戻された経験がある。まあ、それも一つの世界かも知れないが・・・・

そして、ちょうど出た時間の少し後に、シアターのすぐそばの冬季限定スケートリンクで、無料のアイスショーがあるということで、観ることにした。主婦には無料という言葉は魅力的。それに棚からぼた餅!

私は、なにかイベント事があると、結構見たいほうだけど、人によっては感心ない人もいるので、Mに「見ていく?」と聞いた時も、無理につき合わせてしまったら、どうしようと思った。



お名前は忘れましたが、このお二人の演技でした。

そして、その後Mと二人で夫抜きのバレンタイディナーで、タイ料理をいただきながら、主婦トーク。楽しい時間となった。


楽しい時間はあっと終わり、きれいな赤坂サカスに後ろ髪を引かれながら、帰ろうと思ったが、せっかく来たので、新しくなったサカス近辺を見てみたくなった。Mに話してみると、実は、Mもとことんまで満喫したいタイプだった!30年後に知った新たな親友の面だった。

とりあえず、満喫して、バレンタインデーの8pm台なのにひと気の少ないサカスを後にした。ここは、デートスポットの穴場かもしれない。

自宅のある駅に着いたら、主人が迎えに来てくれた!主人には事前にバレンタイのプレゼントとチョコを渡しておいた。結婚4年目のバレンタインデーはこんな感じだった・・・・

2010-02-12

特定健康診査



サラリーマンの妻になってから、初めての健康診断を受けた。主人からのお願いだった。以前、社会保険の「本人」として受けられる、健康診査や、港区に住んでいた頃は、一度区の保健所でやっている健康診査を受けたことがある。その時は胸のレントゲンまで撮ってくれた。

結婚してから、社会保険の「本人」から「扶養者」になり、健康診断をするには保健所だろうと思い、問い合わせてみたら、現在は保健所ではやっていないとのこと。何か絶対、代わりになるものがあるはずと、ネットで色々なキーワードを入れながら、やっと探し当てたのが、社会保険の扶養家族が受けられる、特定健康診査。さっそく、主人の会社に頼み、申し込んでもらった。この制度を知っている人は、そんなにいなかった。国の制度では、調べてみないとわからず、損をしている場合が多いのかもしれない。

去年の4月に、会社から書類をもらってはあったが、夏の忙しさにかまけて、近くの特定病院に連絡をしてやっと予約を取ったのが秋。それも都合がどうしても合わずに、一回キャンセルした後、やっと今日行ってきた。まあ、延び延びになった原因は、面倒くさいのと、もしも何かあったら面倒だなぁという思いから。なぜ、面倒くさいかというと、今までの検診でひっかかるものがなく、また検査しても同じだろうと思っているから。面倒だなぁと思うのは、もし何かあったら、色々別の検査をしなきゃいけなくなるだろうと思ってしまうこと。

今日の特定病院は、何かあると行く「横浜ふれあいホスピタル」。名のごとく、病院のスタッフの方達は、フレンドリーな人達が多く、建物は以前ホテルだったものを改装したので、ところどころにシャンデリアなどもあり、病院のような気がしないので、気に入っている。

健康診査には、身長と体重測定も含まれているが、今日の測定器は、身長と体重を同時に量れるもので、びっくりした。技術は進歩している。

また、以前は確かなかった、胴回りの測定もあった。きっとメタボの測定だろう。計る時点で、やっぱりちょっとお腹を引っ込めてしまおうという思いが働く。すかさず看護師さんに「はい、息吸ってー、吐いてー。」と、自然体になってしまった。まあ、メタボ基準値からは、ほど遠かったのでちょっと安心。

また、血圧はいつものごとく、低め。問診をしてくださった老先生曰く、健康に何も支障がなければ、低いほうが良いそうだ。まあ、朝起き辛いのも、低血圧のせいにできるし・・・・

とにかく、今日の健康診査は、全工程20分ぐらいで終わってしまった。こんなんであれば、もっと早くやっておけばよかった。検査結果は後日届く。

とりあえず、安心したので、近くにあるいつもの伊勢佐木町へ繰り出した。

ブックオフに入り、三谷さんの本を探したら、2冊まだ読んだ事のない本を見つけた!嬉しい限り!ダイソーは、中・高生女子達が、バレンタイのチョコ作りの材料ゲットで、活気を帯びていた。

とにかく、健康診査が終わってよかった!



2010-02-11

揺れる心



昨日の陶芸では、お皿2枚の削りを終えた。大体同じぐらいの大きさで、一つのほうは前回削っているときにひびが入ってしまったので、その部分を切り取り、ちょっと蓮の葉のような形になった。これもちょっと味があってよかった。焼きあがって使うのが楽しみ。絵付けはどうしようかな・・・・

そして、まだ時間があったので、サラダやパスタや果物が入れられる、ちょっと大き目の器を、お皿と同じ志野Aの土で作った。



作る前の自分のイメージでは、ちょっときりっとした円錐形だったが、いざ作ってみるとどうしても丸みが出てしまった。まあ、いいかと思い片付けを始めたら、Y先生が通りかかったので、最初どういう形にしたかったか話した。「ちょっとこうしてみたら。」と指導してもらったら、



もうちょっと、自分がイメージしていたものに近づいた。そして、また片づけをしながら、できた器を見ていると、「やっぱり、もうちょっと丸みも欲しいかな?」と、また手直し。



最終的に、この形に落ち着いた。さて、削るとどんな形になっていくだろう。

以前、寅さんを見ていたときに、陶芸の巨匠が出てくるシリーズがあった。たしかその巨匠のセリフで、「自分が何を作ろうかと思うのではなく、何を作らさせていただけるのだろうかという心が大切。」というようなものがあった気がする。あれっ、他の巨匠の言葉だったかな?Y先生から聞いた言葉だったかな?

私は、まだまだ何を作ってやろうの心で、謙遜さが足りないようだ。心も揺れる・・・・

2010-02-10

今年も恒例の



先週の2週間、毎年恒例になりつつある、三鷹での聖書のコースの通訳、っといっても今年はアメリカ人の宣教師さんが日本語で授業をするので、日本語の補佐をした。

三鷹に行く機会があると、三鷹に住んでいる高校の親友のMの所へも、遊びに行かせてもらう。今回は、もうすぐ高校卒業の娘さんのIちゃんと、横浜にも遊びに来てくれた3年生のKくんが玄関でお出迎えしてくれた。久々に会う二人だが、私のことを「おかちょ」と、高校からMに呼ばれているあだ名で呼んでくれるので、親しみがわく。

Iちゃんと話していると、Mと過ごした高校時代に一瞬引き込まれるような感じがした。きっと声や話し方、また仕草が似ていて、手先の器用なところも似ているからだろう。DNAが受け継がれている。こうやって、世代が移っていく。子供のいない私にとっては、とっても不思議で嬉しい感覚だった。

4月からの大学生活の楽しみなところと、不安な所をとっても素直に話してくれた。私達もこんなだったのかねぇと思い返してみる。自分が高校生だった頃は、もう世界の大部分を知っているかのような大人に思っていたが、社会にでて今振り返ると、高校の時なんか本当に狭い世界でまだまだ子供だったなぁと思う。

また、あの時Mのお母さんが、本当に大人に見えたが、自分達が同じ年代になると、まだまだ自分はひよこに見える。あの時、Mのお母さんがしてくれたことや言ってくれたことで、励まされたり、慰められたりした。今の自分は、若い世代にちゃんと何かを渡せていけているだろうか。

渡すには、まず自分で持っているものがなければ渡せない。知っていると思うのではなく、いくつになっても教えられやすい心を持って教わり、良いものを渡していければいいなぁ。

この三鷹に通う中で、重宝したのが三谷幸喜さんの本。読んでいると、あっという間に目的地に着いてしまうくらい、おもしろく気軽に読める本。困るのは、本を読みながら可笑しくて「くすっ」と一人笑いしてしまうこと。

Mも三谷さんの本を読んでいるそう。そして、今やっている三谷さんの作・演出のミュージカルにも興味があるようだったので、誘ってみた。オークションでチケットを探してみたら、運よく定価でチケットをゲットできた。バレンタインデーの午後、主人も快く出してくれて主婦二人で観劇し食事をすることになった。今度は主婦トークを楽しもう。

(フェルトのマトリョーシカは、器用なMの作品。いただいた手作りの梅干も負美味しかった!)