2009-08-31

Bubble Over



この間の土曜日は、同じ年に結婚したS夫妻にお呼ばれして、食事のご馳走になった。

S夫妻は、ロゴスフィルム(http://www.logosfilm.jp/)を立ち上げた映画監督さんと女優さんのカップルで、自主映画を作り上映会をしている。私達は海外の映画祭に出品するために、字幕翻訳の手伝いを一作目の「光と闇」に続き、「いのちの水」もさせて頂いた。

選んでくれたお店は、市ヶ尾のちょっとおしゃれな住宅街の中にあるアメリカンな作りの、「The Bubble Over」というお店。有名なミュージシャンのお気に入りのお店でもあるそう。



店に入ると、まさにアメリカンな雰囲気で、久々のこの雰囲気にそれだけでもう大満足。



土曜日の遅めのランチだったが、店内にはまだたくさんお客さんがいた。S夫妻は車で私の生まれ育った東久留米からやってきて、最後の夏休みの週末+ETC¥1000日ということもあって、予想外の大渋滞に巻き込まれてしまい、着いた時は大変恐縮されていたが、遅めに来たほうが絶対正解だった!神様はすべてを益としてくださる。

実は、この市ヶ尾は主人の卒業した高校があるところで、待っている間、主人が高校の頃友達とよく入った思い出のマクドナルドでお茶ができた。これはエキストラなブレッシングだった。



メニューも、アメリカにいる感じの作りで、もちろん載っている食べ物も、アメリカンテイストなもの。日本でいくつかこういう感じのアメリカンなレストランに入った事があるけど、食べ物や食器は「やっぱ日本だよねー。」と思うことが多かったが、ここは味も食器もトイレもアメリカンだった。

旦那さんたちは、ハンバーガを食し、



奥様達は、メキシカン。Nちゃんはファヒータを、私はチミチャンガをいただいた。美味!

食後には、デザートもいただき、私はピーカンパイを。これも言う事ないお味だった。

このお店がもう一つアメリカンだと思ったのは、コーヒーがおかわり自由で、それも何度も来てくれること。アメリカのレストランでは、チップを弾んでもらうために、コーヒーのお変わりや紅茶の時は、お湯のおかわりを何度も来てくれる。この店はもちろんチップはないが、でもアメリカのように何度もさりげなく来てくれた。

こんな場所で、S夫妻とおしゃべりしながら、あっという間に時間が経ってしまった。それほどリラックスでき、いやすいお店だった。


せっかくだったので、主人の高校を見て帰ることにした。S夫妻に車で送っていただいて、色々話しで聞いていた高校に入った。自分の中で、なぜか主人の高校は海の側だと思い込んでいたので、ちょっとした森の丘にあったのはびっくりした。でも、今まで主人が話してくれた、高校の時の思い出が、私の中でもちょっとリアルになった。



夏休みだったが、野球部や、サッカー部、和太鼓部などが活動していた。


自分の高校の時の甘酸っぱい思い出もよみがえった。

Sさん&Nちゃん、ナイスな場所の素敵なレストランに連れてってくれてありがとうございました!ベストチョイス!

2009-08-25

アートな午後


昨日は、札幌のAちゃんが東京に遊びに来ていて、横浜でリサーチしたい事があるというので、横浜で会うことにした。

アーティスト・イン・レジデンスという、アーティストがある地域に一定時期住み込みながら、その場所で作品を作っていくのを助成するシステムが、世界各国である。Aちゃんの行きたいシンガポールでのアーティスト・イン・レジデンスがないかリサーチしていて、横浜がその辺の情報を持っているらしいと、学芸員の方に聞いたと言うことでやって来た。

上の作品は、そんな情報をもっているらしい事務所の入っている建物の前に置かれていたもの。題名は「さいふをくわえた犬(どうしようかな?)」



アーティストの近くにいると、色々なものが目につく。道を歩いていたら、いつも見慣れたビル郡が見えた。それを話しをしているAちゃんに伝えようと、おもわず声が出ずに、手で波の形を何故かしてしまった。Aちゃんは「Joyちゃんどうしたの?!あー、あれかー。ハハハハハー(笑)」と、気づいてくれた。よかった。



2年前に、札幌に遊びに行った時も、いろいろなカフェに行った。今回は、中華街でおかゆを食べ、赤レンガ倉庫でお茶をした。テラスの席が空いていたので、外を見ながらお茶をした。抹茶のティラミスと、ビッグなシフォンケーキをいただいた。

窓の外には、


期間限定のビーチができていて、たくさん子供が水着を着て遊んでいた。この砂は、オーストラリアから運んできたそう。この隣には噴水浴があって、子供達が入って遊んでいた。カフェに入る前に雲行きが怪しかったので、予想通りどしゃ降りの雨が降ってきた。さすがの子供たちもテントの下に避難していたが、ちょこちょこと出てきては、砂山で遊ぶ子供達がいた。雨の中で遊ぶのは楽しそう。



雨も上がり、お茶も済んだので、港をプラプラ歩いた。




像の鼻パークと言う、新しい広場ができていて、ここもアーティストの作品などがいくつかあった。

バスで家に戻り、夏カレーを作り、主人も仕事から戻ったので、3人で楽しくおしゃべりした。主人も、詩など書くアーティスト気質なので、私と同様アーティストの人達と話すのが楽しそう。

Aちゃん、あの写真思い出に載せといたよ!(笑)

2009-08-15

黄色noシャツ



昨日から、主人はプチ夏休み。仕事のスケジュールの関係、本夏休みは10月になる。

プチ夏休みなので、久々に伊勢崎町にあるカラオケに行くことにした。カラオケ屋に着く前に、ユニクロの店前を通ると、「SALE」という文字に二人とも「入ってみようか」と。そして、店内に入ると目の前に、主人の最近お気に入りの、ドライ生地のカノコポロシャツがセール品となっていた。

主人が買いたいと思った色は、まっ黄色のシャツ。(画像よりもっと濃いはっきりした黄色)私にはいささか驚きだった。今まで主人が黄色の衣服をまとったり、持ち物を持ったとこを見た事がなかった。本人いわく、19歳の時に買って気に入っていた色とのこと。私にとっての黄色いシャツは、24時間テレビやプールの監視員のイメージが強く、別の色を推薦。でも主人は黄色が買いたいと。とにかく、カラオケに行ってから、決めようと言うことになった。

カラオケも終わり、 ユニクロに再び立ち寄り、他の色も顔に当ててみたりしたが、主人はやはり黄色が良いと。私は「デートには着てかないでね。」と、ちょっとシュールに承認。もちろん、主人が着たい物を着て欲しいと思ったが、目がチカチカしてしまい、自分にとっては苦手な色だった。

今日は、毎年恒例の元町プールのナイター水泳に行くことになった。主人は、黄色のシャツを朝から喜んで着ていた。やはり人間の適応能力は素晴らしく、だんだん私の目が慣れてきた。プールにも着て行っていいかと、案の定質問が来た。嬉しそうな顔をしているのに、「No」と言えず、とうとう"デート"にも許してしまった。道に出ても、やっぱりかなり目立つ。


こんな時に限って、知り合いに出会ってしまうものだ。陶芸教室で一緒のMさんに、駅に行く途中でばったり。こうなれば、もうどうでもいいやと、私も開き直った。

そして、プールの帰り道、主人が「もういいや。満足した!」と。黄色のシャツを着れて、夏休みの感じができたそう。他の色も買おうと言うことになった。

とりあえず、私の方は安心したが、でも、もったいないので着て欲しい。会社に阪神ファンがいるので、その人とのランチの時に着ていってあげたらよいと思う。きっと喜んでももらえるはず。

結婚して3年経つが、お互いの事をよく知り尽くしたと思ってしまいがちだが、まだまだ驚かされることはあるものだ。

2009-08-12

海のそば




先週、東海道線の国府津(こうづ)に住んでいる、友達の家に遊びに行った。Mちゃん家族は、今年ここに移り住んだ。以前、お茶のお稽古にも体験見学しに来てくれたので、お茶の道具と和菓子を持って、遊びに行った。






途中、大船駅で乗換えで、ちょうどお昼時間と重なったので、憧れの立ち食いそば屋でお昼を取った。と言っても、今の立ち食いそば屋は、大体椅子がある。女性客でも使いやすくなった。券売機の前で、何にしようか迷ったが、暑さもあったのでせいろ蕎麦にした。





食べ終わった頃に、ちょうど東海道線が来てくれた。東海道線は、大船を過ぎると、海が近くなってくる感じがする。国府津駅に降り立った途端、ぷ~んと磯の香りがした。そして、改札から出ると、建物の間から海が見えた。もちろん、電車からも海は見えていたが、駅から海が見えたら、なんか感動した。




Mちゃんが、駅まで車で迎えに来てくれ、まず彼女の家でしばらくおしゃべりをした。彼女の部屋の窓からは、海が見える。何とも羨ましい光景だ。でも、彼女の悩みは、海と家の間に高速道路が通っていて、絶え間なく車の音が聞こえること。それがなかったら、パーフェクトな光景だ。




しばらくおしゃべりしてから、海へ散歩することになった。家の前のこのトンネルを抜けると、1分以内で海に行ける。羨ましいロケーションだ。


この海岸は、すぐ深くなっているということで、遊泳禁止。小さな漁船がすぐそこに来ているので、その深さがうかがえる。釣り人も出ていた。ここでは、タコやきすなど色々な魚が釣れるらしい。


そして、ここは石がたくさんあって、目に付いたものを片手いっぱいに拾った。さすが海にある石は、波でいい感じに丸みがでたものが揃っていた。

この日は、曇りだったので、長く海岸で散歩しながら、おしゃべりできた。Mちゃんいわく、ピーカンだったら、こんなに長くいれなかったとのこと。

海に出ていた時は、波の音で、車の音は全く聞こえなかった。自然の力はすごい。せめて、家の後ろに高速が走っていたら、Mちゃんの悩みはなかったかもしれない。そんなMちゃんも、耳栓と耳あてを利用しながら、音が気にならなくなってきたと。人間の適応能力もすごい。

家に戻り、持ってきたお茶道具と和菓子で、Mちゃんのお母様を交えてお茶を点てた。リビングは2Fにあるので、ここもいい眺め。でも、住んでる人達にとっては、いい眺めですまされない時もあるそう。波が強くなると、波が防波堤にぶち当たった時に、家が振動するそう。そして、もし大きな津波が来たら、一発でアウトだろうと。遊びに行った後に、地震と台風があったので、ちょっと心配になったが、無事だった。


今度は、主人も連れて、釣りに来てねと。国府津は釣り人にとっては、釣りスポットだそうだ。それに、良いサイズのショッピングモールもあって、生活しやすいそう。例のごとく、主人は「国府津に住んでもいいかもね~。通勤圏内だし。」っと。電車は絶対に座れる。う~ん、悪くはないかも・・・・

2009-08-05

新しい作品



我が家に、新作アートが届いた。先々月、山猫軒のカフェギャラリーで夫婦展をした友達が、先月銀座で三人展をした時に見た小さな作品をいただいた。



以前からある、NYの作家さんのコラージュの作品の横に、


Mさんの作品を飾ってみた。彼女の作品も、自分ですいた和紙や、ミシンで縫った糸や、手で縫った糸や、岩絵の具の作品。あらためて今日写真を撮った時、二人の人柄が優しく、ふんわりして似通っていたことに気づいた。だから、側に作品を飾っても、ぶつかりあわない。Mさんは、去年NYのディロン・ギャラリーで行った日本画展でも出品して、作品が売れた。
陶芸教室に行く道で、今日は作るということをもう一度考えながら、作品に取り掛かってみようと思った。
今日は、前回作ったお皿3枚の削り作業をした。3枚全部削ろうと思ったら、最初は急ピッチで削った。そうなると作品と向き合わず、ただ作業を進めようとしてしまった。途中で3枚全部は削れないから、ちゃんと丁寧に削ってみようと思ってから、やっと
作っているという思いを持てた。久しぶりだった。

で、終わってからかなり疲れた。これも久々の感覚。でも楽しかった。やっとまた、陶芸に戻った感じがした。次回ももう一回きれいに、丁寧に3枚削ってみようと思う。

隣で作業をしていたMさんの、お茶道具の一つである、さざえの蓋置きが完成した。1ヶ月以上も掛かっての完成。大変そうだったが、このように完成したのを見ると、私もいつか挑戦してみたくなった。う~ん、でも大雑把な私には、果たしてこんなにきれいな形に完成するだろうか・・・・

2009-08-04

劔岳



暑かったり、涼しかったりと体が追いついていかない夏になっている。ブログの更新もあとでやろうと思うと、どんどん日がたってしまった。

先週の土曜日、主人が渋谷の楽器屋さんに行くということで、「デートしよう!」と言うことになり、「でも、何する?」と言うことで、アイデアがすぐ浮かばなかったが、「今日って何日だっけ?」っと主人に聞かれ、「8月1日だよー、映画の日じゃん!」と言うことで、¥1000で映画が観れるので、楽器屋さんに行った後に、久々に映画館で映画を観ようということになった。

私は、以前から「劔岳」が見たいと思ったが、主人は新宿でやっている「セントアンナの奇跡」を観たいと。でも、「劔岳」なら渋谷でもやっているので、こちらを観ることにした。

この映画は、大スクリーンで観ておきたいと思ったが、大正解だった。ストーリーもまだ未踏の山に測量をするために、軍のプレッシャーを受けながら、達成すると言う真実の物語。撮影も、順を追っての撮影や、ヘリコプターからの空撮をせずに撮っているため、観ていると自分もそこにいるような気分になった。夕焼けの雲海は美しかった。

主人も観てよかったと、満足げ。思わずパンフレットも買ってしまった。観たあとは、絶対「劔岳に登ろう」と言われるだろうと思ったが、やっぱり登ろうと誘われた。映画を観ると、とても私には登れないと思えるが、でも、先人のお陰で、今は登山道がちゃんと作られていて、難しくはないだろうとのこと。登ってみたいが、きっとしばらくは、大勢の人達が映画に触発されて登るだろうから、ちょっと間をおいてなら登ってみたいかな。ちなみに、今年の富士山は、主人の気管支炎が長引いたことと、私の仕事の”山”登りが終わったばかりだったので、断念することにした。山は決してなめて掛かってはいけない。

今月は、22日が土曜日なので、また「夫婦・カップルデー」で、映画が昼間でも¥1000で観れる。ありがたいことだ。