2015-02-23

毎週精進

先週の陶芸は削りの続き、3個を削った。高台も練習の意味も込めて、3種類に削ってみた。また一つは、しのぎの削りをしてみたが、本当は、上から下に削るのを勘違いしてしまい、下から上に削った結果、少し削ったら削りの線が曲がってきてしまったので、4方向に模様のように入れた。

写メを撮ろうとしたら、電池残量が少なくNG。

なので、今回は約1年前に削った、抹茶茶碗としのぎのコーヒーカップを。

















こちらの抹茶茶碗は、黒楽釉を掛けた物の削り終了時の写真。でも焼きあがって、先月お茶のお稽古の時に先生が使ってもいいですよと出してくださったとき、なかなか手取りの良い茶碗で、まさか私が作った物ではないだろうと思ったくらい。数年前に考えた、My花押をMさんにも確認してもらい、やはり自分の作ったものだった。


これでお茶を点てさせていただいた。まだ、お湯を入れると、土の中の空気が気泡となって出てくる。先週のお稽古で濃茶を練ったが、出来上がりがラテのように泡だっていて、ちょっとびっくり。でもおそらくこの気泡の仕業だったようだ。お茶が目に入り落ち着くまで、少し時間が掛かりそう。







削りの重さは450g、もちろん焼成も大切な要素で、いつもこの作業をしてくださる先生達に感謝。手取りもよく、重さも丁度良いと、お褒めの言葉を先生から頂いた。褒められると伸びるタイプなので(^^)毎週精進・・・・

2015-02-12

けずり

 
 
 
昨日の陶芸は、先週できなかった、「ふりだし」の透明釉を掛けるところから。透明釉でも、失透明釉というもので、ちょっとマット感のある透明釉だそうだ。
 
 
                              
 
 
 
 
 
 
 
 
 
    
 
   透明といっても、釉薬を掛けるとなにも見えなくなる。
   後は、焼き上がりがどうなるか、お楽しみ。
 
 
 
 
 
                                                                                                           
 
その後は、ろくろで作ったものの削りをした。今回は手で削っている。内側の形を見ながら、外を削っていく。どんな感じで水引きできているのか、研究しながら削ってみた。全部で6個ほどあるが、2個は抹茶茶碗となりえそうなので、最後に削ることにして、それまではとりあえず練習。ちょっと高台で遊んでみた。あとのも色々な形の高台を削ってみようかな。
 
 
 
左のは、水引きの基準からいったら、出来そこないだが、でも、味わいがあるので、その味わいを失くさないように削ってみた。どんな器だって、人間だって、味わいはあるさ・・・・
 
 

2015-02-04

ふりだし



今日の陶芸は、以前手びねりで作った、「ふりだし」の釉掛け。「ふりだし」はお茶の道具の一つで、金平糖などを入れて、お客さんにお出しするもの。金平糖を出すときは、器を傾け、くるくる回しながら中身を出す。これは織部釉を掛けることにした。
 



今回は、まず織部釉を内側に掛け、その後外側に掛けた。そして、織部釉の上だけに撥水剤を塗った。そのあとベンガラで、釉薬の流れを見てからインスピレーションを受けて、色々な図案を参考に描いた。このあと、透明釉を掛けるはずが、時間切れ。次回掛けることになった。

今日の午前中は、西荻窪にある数奇和ギャラリーに物をを届けに行き、その後、知人のお父様の告別式に秋津の教会に向かった。秋津に行く前に、駅で軽いお昼をとることにして、ベーカリーのイートインに入った。あいにく席は満席で、どうしようかと思っていたら、お年を召したご婦人が、「よかったら、前の席どうぞ。」と勧めてくださり、ご好意に甘えることにした。無言で食べるのもなんなので、「今日は暖かいですね~。」と話しかけてみたら、思わず話しが弾んだ。お年はなんと91歳。でもとてもとてもそんなお年には見えないほど、お元気な方だった。よくよく話しを聞くと、長刀の重鎮の方で、今も現役で指導をしに、武道館や千葉に電車で行かれているとのことだった。

告別式は、91歳の方で、自分は99歳まで生きるんだと言って、年始には車の運転までしていらした方が、急に具合が悪くなり、召されてしっまったと伺った。略歴が紹介されたが、16歳の時、中国から夢を抱いて、日本に留学に来られ、戦争を切り抜け、中国の体制が変わり、母国に戻ることができずに、日本人の女性と結婚されたことを伺った。なんと壮大な人生を送られたことだろう。

91歳のそれぞれの生き方、旅立ちに出会った一日に思いをはせながら、陶芸をして、ホッと一息できる幸いに感謝・・・

 

2015-02-02

Rest in Peace


このしばらく、湯川さんと後藤さんのニュースに気を配っていた。希望しなかった結果に終わってしまったのは残念。主人が見つけたクリスチャンであった後藤さんのツイート:
   
「目を閉じて、じっと我慢。怒ったら、怒鳴ったら、終わり。それは祈りに近い。憎むは人の業にあらず、裁きは神の領域。-そう教えてくれたのはアラブの兄弟たちだった。」
 
 
今朝のNHKの「あさイチ」の番組の冒頭で語られた、柳澤秀夫解説委員のコメント全文:

「冒頭なんですけど、すみません。昨日から今日にかけて大きいニュースになってきた後藤健二さんなんですけど、ちょっと、あえて、冒頭で、一言だけ・・・。
 
僕も後藤さんとはおつきあいがあったものですから、一番、いま、強く思っていることは、ニュースではテロ対策とか過激派対策とか、あるいは日本人をどうやって守ればいいか、が声高に議論され始めているんだけど、ここで一番、僕らが考えなきゃいけないことというのは、後藤健二さんが一体、何を伝えようとしていたのか、ということ。

戦争になったり、紛争が起きると弱い立場の人がそれに巻き込まれて、つらい思いをするということを、彼は一生懸命に伝えようとしていたんじゃないか。

それを考えることが、ある意味で言うと、こういった事件を今後、繰り返さないための糸口が見えるかもしれない・・・。

われわれ一人ひとりにできることというのはものすごい限界があるんですけど、この機会にそういうことを真剣に考えてみてもいいのでは・・・。
 
それが後藤さんが一番、望んでいることじゃないか。そう思ったものですから、冒頭なんですけど、ちょっとお話をさせてもらいました。」


聖書の言葉から:

「そのとき、イエスは彼に言われた。
『剣をもとに納めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びます。・・・」
マタイ26:52

日本政府、世界のリーダー達に賢い対応を望みます・・・・

犠牲になられた方々の、残されたご家族の方々のために祈ります・・・・