2008-11-19

絵付け


今日の陶芸教室では、ご飯茶碗に絵付けをした。

絵付けは、まだまだ苦手で、先週から頭の隅に、どういう絵柄にしようと考えていたが、具体的にはなかなか浮かばない。

ただ、先週購入したY先生のお皿についていた、絵柄が気に入ったので、それを使わせてもらって、絵付けをしようと思った。

描き始め、手を動かしていると、ちょっとづつ基本形から離れて、描けるようになった。おもしろくもなってきたが、あとで思うと、ちょっとご飯茶碗にはふさわしい絵柄だったかなぁと・・・・まあ、世界で一つだけのお茶碗なので、良いかも。


今回は、絵付けをして、その線の上に撥水材をはみ出さないように塗ってから、透明釉を掛けた。今回、撥水材塗ったのは、透明釉で絵付けの色が薄くならないように。でも、焼き上がってみないと、どう色が出るかはわかりません。それが楽しみでもあり、ちょっとドキドキでもある。来月初めの教室までには、焼きあがっているはず。



11月から、お茶の教室では炉のお稽古になった。それまで炉は閉じられ、風炉(ふろ)を使ってお茶を点てていた。11月は茶道にとって、茶壷を新しく開け、新しいおちゃも使い、お正月のように喜ばしい月だそうだ。床の間の掛けものも、いつもは掛け軸だが、11月は扇が飾ってある。

お手前も、風炉の時と道具を置く位置など違ってくるので、また色々新しい事を覚えなければならない。道具の置き位置の中に、利休さんの世界が垣間見れる。この写真の阿弥陀堂釜も、利休さんも使っていた形だそうな。

2008-11-18

荒治療



「ぼちぼちと」と言いながら、結局次の日の土曜の夜に、主人が「何か食べたいものある?」と聞くので、即答で「Juju亭の焼肉!」と答えてしまった。いざ近所の「Juju亭」に行くという時に、もしまた胃が痛くなったらと、思いはしたが、一応処方箋でもらっておいた、痛み止めがあるしと思い、「この際、荒治療だっ!」と、焼肉やら、チョレギサラダやら、オイキムチをしっかり食べてしまった。

たまに、無性に何かが食べたくてたまらない時がある。30代になって、車の免許を取るのに、教習所に通い、初めて車の運転を終えた日、帰りに無性に糸こんにゃくが食べたくなり、その晩は糸こんにゃく主流の水炊きを食べた。またアメリカ人の友達からも、日本に久しぶりに来た時、無性に人参が食べたくなり、人参を茹でて、どんぶり一杯食べてしまったという話しを聞いた事がある。

意識しなくても、体が何を欲しているのかが、脳にデータとして送られ、それを食べたいと無性に思うのかもしれない。土曜の夜も、お肉やピリ辛のものを欲していたのかもしれない。体の不思議なところだ。

おかげ様で、今も痛み止めにはお世話にならずにすんでいる。荒治療は、成功だった・・・・

2008-11-14

ぼちぼちと



胃痛の診察にお医者さんに行った時、食べ物は刺激の強いもの=にんにく、コショウ、辛いもの等、と消化に時間の掛かるかたいもの=肉、せんべい(笑)は、控えるようにということで、しばらくはうどんや魚を食していた。

やっと、大丈夫そうかなと思い、今日のお昼に久しぶりにお肉である、肉団子とこれまた久々の焼きおにぎりにしてお米を食べてみた。ちょっと重たい感じはしたが、胃は痛くならなかったので、なんとか大丈夫そう。でも、一気に変えていくと、また痛みが出るかもしれないので、徐々にお腹を慣らしていかないと。忍耐忍耐。キムチはまだまだ先のようだ・・・・

先日の陶芸教室に行った時、Y先生のお皿を購入した。この形のものを以前も買って、割ってしまい、またどうしても欲しかった。この形がなぜか好き。これを使ってまた美味しい物を美味しくいただきたい。

2008-11-12

今日の陶芸

今日の陶芸教室では、釉掛けの作業から始まった。
そば猪口の残りと、ご飯茶碗。


2階の釉掛けの作業場には、いくつもの釉薬入りバケツが置いてある。今日は釉薬をかき回すところからやった。ゴムベラで混ぜていくと、トロっとしてきた。



そしてトロっとしたものを、はけで塗った。



外側は、地肌が残るように塗ってみた。次週はこれに絵付けをする予定。


釉掛けの作業の後、先週作ったゴブレットの削り作業をした。最初は先週のあの形が本当にゴブレットの形になるのか、検討もつかなかったが、T先生の指導のもと、なんとかここまで削りだせた。
 
道のりはまだ長い・・・・

午後は!



今日の午後は、陶芸教室。先週は、手びねりで新しい作品を作り始めた。

手びねりで作る時は、粘土を長く紐のようにまず伸ばして、これを積み上げていく。この紐を作るのは、簡単なようで、でも均等に長く作るのは、最初は難しかった。去年最初の頃は、こんな長さにはできなかった。すこしづつではあるが、上達しているのかも。



そして、作ったのは、友達に頼まれた、ゴブレットとお皿。今日は、この削り作業をする予定。



以前作った、ぐい呑みとそば猪口も焼きあがっていた。なかなかいい感じに焼けてくれた。そば猪口の一つは、底を薄く削り過ぎたため、底がきれてしまった。(ひびが入ること)Y先生が、補強してくださるそう。

陶芸教室に行く前に、翻訳の仕事が入ってきたので、さあこれから一仕事!

2008-11-11

愛は多くの罪をおおう



先週の木曜あたりから、胃の調子が思わしくなく、2、3日おとなしくしていれば良くなるだろうと思ったが、なかなかよくならず、昨日はちゃんと近くの医者に行って、処方箋の薬をいただいてきた。おかげで昨晩は5日ぶりに、胃痛に悩まされず、ぐっすり寝る事ができた。

おそらく胃痛の原因は、旅の疲れが出たところに、本場のお土産キムチの刺激が強すぎで、胃が荒れてしまったのだと思われる。「痛みが続くようであれば、胃カメラを飲みましょう。」とお医者さんに言われたが、私の人生の目標の中の一つには、「絶対胃カメラは飲まない」というのがあるので、ちゃんと薬を飲み、胃が癒されることを祈っている。

韓国への旅の話しが来た時に、ぜひ訪れたい教会があった。韓国に一年間英語の教師として住んでいた主人も、ぜひ行ったらいいと言ってくれた場所で、ソウルからバスで2時間ほどのスウォン市にある堤岩里(チアムリ)教会。ここは1919年4月15日に日本軍による韓国人虐殺が行なわれた場所。 第一次世界大戦後の民族自決の潮流の中、日本に併合されて10年が経とうとしていた韓国でも民衆の独立運動が起こってきた。これが三・一独立運動で、ソウルのパゴダ公園で1919年3月1日に独立宣言が発表されて以降、韓国各地で独立を叫んで反日抵抗運動が展開された。 

堤岩里でもこの独立運動が行なわれ日本軍により弾圧された。そして4月15日、先般の弾圧がひどすぎたことを謝罪したいという名目で日本軍が村人を堤岩里教会に集め、入口や窓を封鎖した上で教会の建物に火を放ち、23人をだまし打ちにして焼き殺してしまった場所だ。この地域では、12箇所ほど同じような事が起こったそうだ。 

2日目の午後に行く予定にしていたが、昼間の予定に急な変更があったので、夕方になってようやく行くことになった。ちょうどラッシュアワーと重なり、堤岩里に行く最終バスの乗り継ぎに間に合うかどうか心配があったが、とにかく行ける所まで行ってみようということになった。

幸いにも、バスの時間に間に合い、9時ぐらいになってしまったが、無事堤岩里教会に着いた。そこには殉国記念館もあるのだが、もちろんその中には入れなかった。幸い、教会堂のドアが開いていたので、中に入って祈る事ができた。暗い教会堂の中、神様の前で、日本軍がここでした残虐な行為や日本の言葉や文化を無理に韓国人に強要したことを赦してくださるように祈った。そして、一緒に行った韓国人の友人にも、日本人のしたことを赦してほしいと謝罪し、彼女も日本人を赦しますと言ってくれた。また、韓国人が日本人をなかなか赦せない心を赦して欲しいと言われた。私も赦した。そして二人とも涙で顔がぐちゃぐちゃだったが、ハグをした。

小さな行為かもしれないが、無駄な行為ではないと信じたい。

前日の10月31日、韓国に着いた夜、友達の友達3人も夜遅くなのに、歓迎するために集まってくれて、皆クリスチャンだったので祈りの時を持った。その時も、私は祈りの中で過去に日本のした事を赦してくださいと、自然と神様に祈った。それを聞いた韓国人の人達が、「日本人のことは親から悪い人達だと聞かされて育ってきたけど、こういう風に謝ってくれる人がいてくれて嬉しい。日本人が赦してくださいと言っているのに、赦せていない私達をもどうか赦してください。他の人達にも今晩の事を話していきたい。」と言われた。今まで縛られていたものから解放された感じがした。

勿論、戦争はどの国も被害者となり、加害者にもなっていると私は思う。でも、加害者としてやってしまったことは、うやむやにするのではなく、ちゃんと反省して謝らないと、問題の解決は難しいと、主人ともいつも話している。ドイツはナチスがユダヤ人にした残虐な行為に対して徹底的に向き合い、反省し、謝罪した。そして前に進んでいる。

日本に戻ってきて、今問題になっている田母神氏の日本は侵略国家ではないという論文が出たというニュースが10月31日にされたことを知った。不思議な感じがした。

堤岩里教会で祈ったあと、教会堂の隣にある、牧師の家に明かりが着いていたので、ご挨拶とトイレを借りるために訪ねた。夜遅くにも関わらず、来た理由を説明したら、カン牧師はとても喜んでくださり、「電気をつけるからぜひ教会堂を見て行ってください。」と言ってくださった。そして、もう一度今度は明るい中で教会堂を見る事ができた。

前にある大きな十字架は、横の棒が腕のように湾曲していて、カン牧師がこの十字架は、お互いを愛をもって抱きあうことを象徴してこのように作られたと説明してくださった。そして、現在は日本人の人達もこの教会に通い、一緒に礼拝をしているということを話してくださった。

そして、記念に写真を撮らせてもらい、トイレをお借りしてから、歩いてバス亭まで行こうとしたら、車でバス停まで送ってくださると言ってくださった。愛を感じた。

聖書の中にこういうことばがあるのを思い出した・・・・

「互いに忍び合い、だれかがほかの人に不満を抱くことがあっても、互いに赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたもそうしなさい。そして、これらすべての上に、愛を着けなさい。愛は結びの帯として完全なものです。」

「何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。」 

「また、ご主人と一緒にぜひ訪ねて来て下さいね。」とカン牧師が言ってくださった。今回の韓国旅行は、意味あるものとなった。

あー、早く胃が良くなって、残りのお土産キムチが食べたい!

2008-11-05

Change



アメリカの新大統領が、オバマ氏に決まった。

アメリカにいる、義母からもさっそくオバマ氏当選のメールが入った。実は義母はオバマ氏を応援し、ワシントン州のオバマ氏の選挙事務所にもボランティアをしに行ったこともある。

このバッジも、春にわざわざ送ってくれた。今日の2時半頃に入ってきた、義母からのメールには、大統領当選演説に行く前に、支援者に送られたオバマ氏からの感謝のメールも付いていた。

初の黒人の血の入った米大統領は、アメリカにとって大きな変革だと私も思う。これからアメリカはどうなっていくだろう・・・・God bless America!

2008-11-02

お帰りチャレンジ!


日本に到着!二泊だけの旅だったのに、まるで一週間ぐらい家をあけてたように感じるぐらい、動きまわり、人と過ごした。韓国人の人達の暖かさを感じる旅行だった。

一人旅の時、成田空港であるチャレンジをするようになった。飛行機の着陸時間から、税関を出て、到着出口に出るまでの時間のチャレンジ。

本日のタイムは、ジャスト20分!2時10分に着陸、到着出口には2時30分に出てきた。今回は、座席がビジネスクラスのすぐ後ろだったので、早く飛行機を降りれ、とにかく早足で歩き、通関には1、2番で着け、並ぶことなく帰国スタンプを押してもらえた。そして、今回はキムチをチェックインしなければならなかったので、荷物の受け取りを待っている間に、トイレまで済ませる事ができた。



出口を出てから両替を済ませ、横浜までのバスのチケットと自販のお茶も買って、2時35分のバスに乗れた!全行程を考えると、なかなかの好タイム!更なるチャレンジは20分を切ること。果たして可能なのだろうか… でもきっと、チェックインの荷物を待たなくてよければ、10分台も夢ではなさそうだ。

旦那さん、キムチ沢山持って帰って来たよ!