2010-09-16

昨日の陶芸は、12月恒例の志野焼きにあわせて、抹茶茶碗二個と、3月までに焼き上げたいお皿一枚を作った。写メを撮ろうとしたら、電池切れで撮影不可。なので、最近焼きあがったものを。

少し大きめの鉢。もう少し白くしたかったが、焼きあがったら、面白い感じの色になった。




これは、備前焼の少し大きめの器。吹き付けたところが面白く出た。
二つとも、それぞれ違う友達のところへいく。

これは、丁寧に削りの作業をしていたMさんの、掛け花入れ。焼きあがってから、表面に墨を塗ったら、きれいな貫入が入った。



この間の、お茶のお稽古の時に、先生がお花を入れて飾ってくださった。器はやっぱり、使うと美しさが増す。

今日は、これからいざ東京へ・・・

2010-09-11

式根島の旅 総集編


 
式根島での旅もあっという間に終わってしまった。
 

 
港で、おばあちゃんが孫を見送る姿は情緒があり、今回は胸にぐっときた。齢のせいだろうか。
 
 
式根一日目の夜のテレビニュースで、神奈川県や東京の様子を見て、びっくりした。式根では一日目、2、3回だけ、バーっと雨が降っただけで、その他はさほど天気も荒れず、曇り空で時折日差しが差し、帰る日になって、ようやく良い天気になった。でも、滞在中は曇りだったので、さほど日焼けもせず、ちょうど良い暑さで、体力も消耗せずに助かったのかもしれない。島にいて、守られた気がした。
 
 
今回式根島を選んだ一つの理由は、温泉があるということ。まず一つは、「憩いの家」という屋内の温泉施設。民宿からもぶらぶら歩いて10分程のところにあった。料金は大人200円。ここは固形石鹸のみ置いてあるので、シャンプーなどは持参したほうが良い。なぜ、シャンプーやボディーソープなど置いてないのだろうと思ったが、島のスーパーに行ってなんとなくわかった。値段が本土に比べると2倍ぐらい高い。輸送費がやはり掛かるからだろう。むやみには置けないのはそのためではないだろうか。また、もともとは島の住民の人のために作ったもので、みんなマイ・シャンプーを持参したほうが、入浴料をおさえられるからだろうか。
 
 
もう一つ行った温泉は、これまた、民宿からぶらぶら歩いて10分ちょっとのところにある、露天風呂。こちらは絶景付きで、無料の温泉「松が下雅湯」。水着着用で、夕方は地元の人や観光客で賑わっていた。式根の温泉はナトリウム泉なので、しょっぱいが、お肌はツルツルになり、体も温まる。ここでは、体が熱くなったら、海へ入って体を冷ますこともでき、この島の30年来のリピーターの方いわく「サウナ」だそうだ。
 
下にぬめりがあるが、毎週1回島のおじいさんたちが、きれいにしているらしい。黄褐色のものが水着に付くので、出る前によくお湯船の中で洗い取っておくのが、ポイントだそう。
 
 
式根島の自然は豊富。2日目は、レンタサイクルで島巡りをした。坂もあるが、耐えられないものではなかった。違う海岸を行ったりきたり、昼食やお昼を買いに行って、また海岸にもどったりできた。
 

(釜の下海岸付近) 
 

(大浦海岸)
 

(たまに車の通る、中の浦海岸に通じる道)
 

(普通に庭に咲いている、ハイビスカス)
 
(主人の一番気に入った、泊(とまり)海岸)
 
海岸の砂も白い。他の伊豆七島の島は、黒い砂が多かったが、式根の海岸のすべては、白い砂浜だった。9月になると人も減るので、プライベート・ビーチ状態が何回かあった。
 

 
水も透き通っている。さすがにこの時期、水温は少し低めだが、水に慣れてくるとさほど気にならなかった。今回はくらげ対策を含め、ラッシュガードを初めて着てみたが、大正解!着る事によって、体温が下がらずにシュノーケリングが楽しめた。心配していたくらげは、いなくて助かった。
 
 
二日目のお昼ご飯。中の浦海岸のバーベキューエリアで、山にいつも持って行くバーナーで、お湯を沸かし、カップラーメンと島で唯一パンを作っている「池村商店」のきな粉揚げパンと卵サンドをいただいた。おいしかった!ランチ中は、プライベートビーチ状態で、なんとも豪華な昼食となった。
 
 
島の人口は約570人ぐらい。おじいちゃん、おばあちゃんが多いらしいが、でも、若い人達もいる。これは、島の中学校。青々とした芝生の校庭。ある年、中学校の先生が夏休みの間に芝生を植え、毎日水撒きをした結果、こんな立派なグランドになった。アメリカの学校を思わせる。島の中学生がうらやましい。秋には、午前中、小・中学校合同の運動会があり、午後は島民全員のための運動会がこの校庭で行われているそう。
 
 
帰る日は、船が10:55am出航だったので、民宿から歩いて3分の所にある、石白川海岸まで散歩し、また温泉を見に行ったり、ゆっくりできた。前日にお昼を買いに「SHIINYA」という、スーパーに行ったら、30年もの間、式根島のリピーターである、K氏に出会った。色々なことを知ってらして、人生のアドバイスもいただいた。今回も奥様とキャンプ場で式根を楽しんでいらした。島民にも顔なじみで、あるお土産屋さんでは、K氏の紹介で来たと言ったら、1割引きしてくれた。また、Kご夫妻が帰りの船で食べたら良いと勧めてくれた、「みやとら」というスーパーの「島のり弁当」を予約しておいたので、取りに行ってから、民宿のおじさんに港までちょっと観光しながら、送ってもらった。 「みやとら」さんも、民宿「白い砂」から歩いて3分ぐらいの所にあった。
 
 
今回、「白い砂」に泊まって正解だった。海岸や温泉から近く、島のスーパーやお土産屋さんも近くにあった。宿も清潔で、食事もおばあちゃんが作る野菜を使った料理・煮魚・揚げ魚・お刺身・天ぷらなど、日によってメニューが違って出てきた。縁側もあり、田舎のおばあちゃんの家に来たみたいだった。いつもは、おばあちゃんが食事の時に相手をしてくださるそうだが、ちょうど本土に行っていていらしてなかったので、奥さんが色々と島の情報を教えてくださり、初対面の別の泊り客の方とも自然におしゃべりできたりして、嬉しい心遣いだった。これも、客をもてなすということなのだろう。茶の湯にも通ずる。
 
 
帰りの船では、予約席には座らず、デッキにあった椅子とテーブルに座り、ボーッと海や島を見たり、昼寝をしたり、おしゃべりしながら、にわかクルージングを楽しんだ。行きの船では、ハイテンションだった若者達が、帰りの船ではかなり静かだったのが、印象的だった。オーストリアから来たカップルと少しおしゃべりしたが、ヨローッパでは海に面した国が少ないため、島は珍しいそうで、きっとヨーロッパで売られている日本のガイドブックには、伊豆七島もちゃんと入っているのだろうと、主人と予測した。民宿でも、去年はヨーロッパから来たお客さんが何組か泊まったということだった。
 
今回、行った式根島は、予想以上にいい島だった。今まで行った、八丈島、三宅島、神津島、新島、大島の中で、マイ・ベストになった。島自体は小さいが、徒歩や自転車で自由に動きまわれるし、海岸も4つあり、湾になっているので波も穏やかで、シュノーケリングしやすく、また、子供さん連れにはもってこいの安全なビーチだと思う。島の道も整っていて、目的地への標識もしっかりある。テニス場もあった。リピーターが多いのもうなずける。
 
私も、式根のリピーターになりたいが、主人次第。主人は、大島と式根島だけしか行ったことがないので、他の島も見てみたいようだ。でも、きっと式根が一番良いというはず。
 
 
竹芝桟橋に、予定より30分近く早い6pmに到着。私達の乗ってきた、「さるびあ丸」は、7:30pmからの納涼船に早代わりしていた。そして、その納涼船が終わると、またお客さんを乗せ、11pmには島々に向かって出航する。なんと働きものの船だろう。納涼船のない時には、横浜の大桟橋にも寄航するそうで、そうだったら我が家にとっては、なんと楽な旅になるだろう。
 
浜松町までの駅の道のり、都会の空気の悪さを実感した。夜になると暗くなり、人々の暮らしの速度も自然と遅くなる島での生活。都会では日が落ちた後も、電気の光で明るく、人々が忙しなく歩いていた。3日間だけの島の生活だったが、軽いリバースカルチャーショックを受けた。
 
とりあえず、ただいま。でも、また島に行きたい・・・・
 
また行こうね、旦那さん!今度は島3泊で。

2010-09-08

式根満喫中

船もさほど混んでいなく、まあまあ眠れて、無事式根に着いた。

今回の宿の「白い砂」のご主人が、港まで車で迎えに来てくれ、宿ではおばあちゃんが作られた、良く冷えたスイカにもてなされた。

一緒に来た、若い子達は、着いて30分ぐらいして、早速出掛けて行った。私達は、歩いて島の反対側で、高い見晴台から海の底まで見える「神引展望台」とその近くの「中の浦海水浴場」へ、シュノーケリングへ行った。島の反対側には、歩いて20分程で行ける、こじんまりした、緑豊かな島だ。

シュノーケリングで綺麗な魚が沢山見れたが、段々と海のうねりが出て来て、雨もポツポツきたので、また歩いて民宿へ戻ったのが1時半。雨も時おり激しく降ってきた。テレビを見てビックリ、日本海側に抜けたと思った台風が、関東方面に向かっている!

でも、民宿のおじさんいわく、お盆から雨が一滴も降らず、畑の作物がまいっているので、恵の雨だと。

まあ、私達も着いたそうそう、式根島の見所二カ所も行け、シュノーケリングもでき、まったりできて、満足。これから、雨の合間をぬって、近くの温泉に行こうと思う。今晩の夕食も楽しみ。

願わくば、台風が今晩通り過ぎて、明日天気が回復しますように…

2010-09-07

今晩はこれから

今晩はこれから、主人と、竹芝桟橋より東海汽船に乗って、伊豆七島の一つ、式根島へ3泊4日、船の旅。

独身の頃、友達グループで何回か伊豆七島の旅をした事があり、島のゆったりした時間の流れの中で、疲れが癒された。

船の出港は23時。あの頃から十何年も経ち、果たして、夜行船の9時間半の船旅にどれだけ身体が耐えうるのか…

でも考えてみると、NYへの直行便は、12時間以上掛かるし、あまり身動きも取れない旅に比べれば、一応真っ直ぐ横になって寝れるし、自由に歩き回れるし、シャワーも着いてるらしいので、ましかも知れない。

それに、いったん東京湾を離れると、船側の波打ちに綺麗な夜光虫が見える。そして、朝には透き通った碧い海が見れる!

人間、希望が見えると、困難に立ち向かう力が湧いてくる。

行ってきま〜す。