今晩、主人と誘っていただき、横浜駅の近くにある、「サムズアップ」という、ライブハウスでの、小坂忠さんのライブに行って来た。
ライブハウスはアメリカンスタイルのお店で、雰囲気が良く、満席だった。20代後半ぐらいの層の人達と、40、50代の人達が入り混じった、ライブ会場だった。
ライブは、二部構成で、一部はアコースティックな感じ、二部はツインドラムで、ビートのある感じだった。
小坂忠さんは、60年代にプロデビューし、日本ロックの草分け的存在。娘さんのやけどの事故を通して、プロデューサーでもある奥様と共に、70年代にイエス様に出会い、その後、日本のキリスト教会の音楽に大きな変革をもたらしてくれた方。現在は牧師もしてらっしゃる。しばらく、教会音楽に専念していたため、ミュージシャン達からは、伝説のシンガーと言われていたそうだ。
2000年ぐらいから、昔のミュージシャン仲間である、細野晴巨さんらと、また音楽をする機会があり、その後徐々にコンサートやライブハウスで、ゲストして出演したり、自分のコンサートをしたりしている。
歌唱力がものすごくあるので、若いミュージシャンからは憧れの存在でもあり、そういう若い人達から声を掛けられて、ライブが実現することもたびたびあるようだ。
今晩は、BANBANBAZARという30代ぐらいのグループと、林立夫さんという熟年ドラマーを交えてのライブだった。出演者が楽しんでいる姿を見ながら、歌を聴くと、こちらまで楽しくなってくる。
以前、一流ミュージシャンの演奏している、ジャズライブを見に行った時、出演者がけんかしてるような感じが伝わってきて、素敵な音楽も半減してしまったのを思い出した。
音楽は、音を楽しむだけでなく、音を奏でる人が楽しんでいる時に、生きてくる気がする。
今晩、忠さんが歌ってくれた、「機関車」という歌を聴きながら、久々に心に響いてくるような歌声に、思わず涙が出た。あれほど歌を聴かすことのできる歌い手は、最近少ないような気がする。
「People」という忠さんのアルバムは、心が温かくなる一枚。
帰りは、主人はお水だけしか飲まなかったのに、ライブが楽しかったせいか、まるで酔っ払いのように、人混みの真ん中で歩きながらゴスペルや今晩聞いた歌を歌い始めた。私も、思わず一緒に歌ってしまった。
2 件のコメント:
そうなんです。音楽とは実にデリケートなもので、スタジオミュージシャンを集めてレコーディングするときなど、プロデューサーがうっかり不快な言葉などをミュージシャンにかけてしまうと、もろそれが演奏に出てしまいます。やっぱり演奏はアルファー波全快でやらないとね。
そうなんですね。大事ですよね。
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