2008-01-25

オープン・スカイ



さっき、スーパの特売品を買いに外に出たら、空が快晴だった。思わず写真を撮ってしまった。撮った画像を見ながらあることを思い出した。

2年前の3月にNYCにアーティスト達の為の「IAMコンファレンス」に行った時、みんなで訪れた「P.S.1コンテンポラリー・アート・センター」で見た、ジェームス・タレル(James Turrell)のインスタレーション「オープン・スカイ」。




空を見るために天井の開いた部屋が、彼の作品。


部屋はこのように座れるようになっていて、壁の上のほうは白くなっていて、キャンバスをくりぬいたようだった。

私達は、夕方になってからその部屋に入り、座りながら見ていたが、最後には床に寝そべって1時間ほど、寒空の下、刻々と変わる空の色を堪能した。寒さなどもう、関係なくなっていたほど素晴らしかった。

部屋がチャペルのようにも思えた。そこにいる皆が空を見上げて、仰いでいる姿は、まさに礼拝のようだった。


陽が落ちてから、空の色がどんどん濃くなっていった。空の色がなんともいえず、美しかった。そして、深い美しさに心が洗われるようだった。まさに、タレルと自然を創られた創造主とのコラボレーションだった。


彼の作品は、日本でも見る事ができる。

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