2007-08-15

視点の置き方

昨晩、このあいだ三人展をした、Mちゃんと、Jさんが家に晩御飯を食べに来てくれた。

Jさんは、ユダヤ系アメリカ人で、7,8年ぐらい前から日本画を学び始め、その関係で知り合いになった。彼女は、もともと商業陶器のデザイナーとして成功した人で、私のつたない陶芸を見ながら、いろいろと陶芸の小技を教えてくれた。

「家の中にあるもので、陶芸の模様をつけられるものや、使えるものがいっぱいあるのよ。」

模様をつけるには、缶のプルトップ、フォークの絵柄、籐かご、ひも、etc・・・。形を整えるのにはチーズのスライサー、ミートテンダー(木槌のようなもの)、しゃもじ、etc・・・

「なるほど、このアイデア頂き!」

と思い、陶芸教室で自由課題を制作する時にやってみようと思った。また、自分でも色々な物を見るとき何か陶芸に使えないか、ちょっと違った視点で見てみようと思った。

写真は、Jさんのアメリカからのお土産を自作のお皿に乗せたもの。途中で帰ってきた主人に、

「この石、Jさんからもらったの。」

と言ったら、信じてしまった。写真ではわかりずらいが、本物の小石のように見えて、実際はチョコレートや杏なのだ。

今日のお昼には、東京で中学の頃から行っている教会の人達が6名、横浜で行われている宣教大会の合間を抜けて、遊びに来てくれた。嬉しかった。

同じように、テーブルにおいて置いたら、しばらくして、皆、なんでお皿に石がおいてあるのだろうと思っていたと、ちょっとビックリしながら、喜んでくれた。

このチョコレートを作った人は、なぜチョコレートを石のように作ってみようと思ったのだろう?

視点の置き方で、人生いろいろ楽しめる。

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