2008-09-25

察する


一週間で、道ばたの様子も、秋らしくなってきた。先週は目に付かなかった木の実が、色づいていて、今日は目に留まった。


今日は、お茶の稽古日。濃茶のお点前を習った。


先週に引き続いてのお稽古だったので、ちょっとだけ落ち着いてできた気がする。そう、今日の自分の目標は、たとえ所作を忘れたとしても、落ち着いてやってみようという事だった。もちろん、完璧にはできなかったし、完璧も目指してはいないが・・・・落ち着いて行動すると、ミスもカバーされるのか、結構自分では所作を忘れていた気がしたのだが、「結構覚ええてたよ。」と言ってもらえた。

今日感動したのは、お正客(お点前を受ける人)をしている時、先週と反対で、お点前をする人が、衣擦れの音を聞いて襖を開けるタイミングを察して、本当に絶妙のタイミングで入ってきた時。こちらの様子を襖の向こうで聞きながら、相手を察するという、相手を思いやるということに通ずるものがある。なんか嬉しい感じがした。

相手のことを「察する」ということは、日常生活の中で、できそうでできない事が多い。まあ、これも完璧にやろうとしたら、神経が擦り切れてしまうだろうが、でも相手のことを考えながらやったことが、ドンぴしゃりと当たると、受けたほうも嬉しいし、やったほうも嬉しいものだ。その事を、今日は襖が丁度よく開いた時に体験した。


お稽古の後、先生と雑談をしながら、気になっていた通称「アボガド」と表札が焼きあがっていることを聞いていたので、見せて頂いた。


「アボガド」はロット土の黄色い色に、トルコ釉がうまく掛かり、程よく良い色になってくれた。作った時は、大きすぎたかなと思ったが、焼き上がりはひとまわり小さくなった。

表札のほうも、結構納得のいくものになった。玄関に掛けるのが今から楽しみ!この二つの作品は、来週他の生徒さん達も見れるように、あと2週間ほど陶芸教室に留まる予定。

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