2008-06-12

みんなで育てる


アフリカの諺に、

「一人の子供を育てるには一つの村が必要。」

というのがあると、ワトトの子供が話していた。

今回の秋葉原の殺傷事件や、最近の若者の起こしたニュースを見ていると、「淋しい」「本当の友達が欲しかった」などの言葉が浮き出てくる。

私の生まれ育ったご近所では、母親達が道路で立ち話しをしたり、その周りで子供達が遊んでいた。悪さをしたら、しかってくれる大人がいたのを思い出す。あまり、話しを交わさないご近所の人でも、半径100m以内の人だったら、気軽に挨拶をした。

でも今は違うようだ。今日も近所のスーパーに出掛けたら、ちょうど隣の家の小学生の女の子が、学校から一人で帰ってきたので、すれ違いに「こんにちは」と挨拶した。その女の子は当惑顔に無言に通り過ぎていった。

まあ、これが初めてではないが、きっとあまり知らない人には挨拶してはいけないと、家でも学校でも教えられているのかもしれない。

社会全体が、孤立化してきている。インターネットがあると、外に出なくても事が済んでしまう。そして、人と会った気持ちになってしまう。映画も映画館に行って大勢で観るより、好きな時に好きな格好で、好きなものを食べながら見れる、家でのDVD鑑賞のほうが好まれる。

今回の犯人もやっていたバーチャルゲームを、一度だけゲームセンターでした事があった。敵を銃で殺していくというものだったが、あたかも、本当に銃でうち、倒れた人が、ちょっとすると立ち上がり、また向かってくるというもの。こんなゲームをしていたら、感覚がおかしくなってしまうと怖くなり、すぐやめた。

とにかく、人と人との関わり合いが、年々希薄になる社会の中で、起きてしまった今回の事件。これを機に、危険なものに関する規制だけでなく、社会における人間形成の大切さを政府にも考えてもらいたい。

家族、ご近所、会社、学校、社会で、「個と個」、「個と多」、「多と多」でコミュニケーションがもてる「場」が、できやすい社会になって欲しい。

その社会の中で、政府に期待するだけでなく、私ができる小さな事はなんだろう?私がいる場所での「場」をどうやって作れるだろう?

とりあえず、挨拶は積極的にしていこう。ご近所の人とかお店の人とか。そして、毎日の生活の中で、自分ができることをしていこう。

そういえば・・・・ワトト・チルドレンズ・クワイヤーの子供達が、今週土曜日(14日)の午後6:10からNHK総合の週刊子供ニュースに出るそうです!

上の写真は、最近主人がブログで紹介している、主人が撮った花の写真の一つ。他にも色々撮っているので、ぜひリンク先からご覧下さい!結構いけてます・・・・

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