2008-06-03

晴天!


いつの間にか梅雨に入ってしまった。今年の春はお天気の日も少なく、雨の日が多かった。なので、太陽が出た日は、なんとなく心もウキウキした。

今朝も雨の音を聞きながら目覚め、心の中ではちょっとどんよりしたが、その時、雨の日に飛行機に乗って、上昇して行き、雲の中に突入し、雲を突き抜けると、突然陽の光が機内に差し込み、下界が雨だったことをすっかり忘れさせてくれた光景を、何度も見た事を思い出した。

そうだ!雨雲の上は晴天なんだ!そう想像したら、自分の心にも陽が射してくるような、ちょっと明るい思いになれた。

以前、「指輪物語―ロード・オブ・ザ・リング」の作家J.R.R.トールキンが、この物語を書くにあたって用いた、彼が書きためたメモの話しを聞いた事がある。

「ロード・オブ・ザ・リング」の中には、色々なキャラクターや、ちゃんと文法まであるエルフ語と呼ばれる美しい言語が使われている。とにかく想像的豊かな作品だ。

トールキンが第一次世界大戦の兵士として戦場に出ていた時、彼は夜になると非常な恐怖に襲われたそうだ。その時、彼がしたのは、想像の国を作り上げ、書き留めていったそうだ。その想像力は、一つの言語を生み出すまでに至った。想像することで、恐怖心から解放され、希望を持ち続けられ、彼は戦場から戻り、後になって「指輪物語」を書き上げた。

「ロード・オブ・ザ・リング」の映画を観ると、多くの戦いのシーンも多いが、主人公達ホビット族の故郷がなんとも平和で命と生き生きした生活にあふれて描かれている。トールキンが戦場で自分の生まれ故郷を思い出しながら描いていたとは思えないほどだ。

人に与えられている想像力とものを生み出すことのできる創造力を使って、この梅雨を過ごしたい。

そういえば、ワトトの子供たち、元気でオーストラリアで過ごしているかな?彼らの素直な歌声、元気にあふれた踊り、笑顔を思い出すと、自分も頑張ろうと思わされる・・・・

*一枚目の写真:アフガニスタンに行く手前、ウズベキスタンのタシュケントから国境の町へ飛んだときに撮った。この時も地上は雨だった。
*二枚目の写真:ワトト・クワイヤーの歓送会で、ひっつき虫くっつき虫ゲーム中の子ども達と大人達。

2 件のコメント:

Willie Yanaka さんのコメント...

今回は力作だね!

JOY さんのコメント...

なんか、自然にそうなったよ。「大好きなロード・オブ・ザ・リング」のことも書いたからね。