2007-09-03

アートの力

今日はちょっと、ご紹介。アートフロンティアの「ギャラリーd.g.(デージー)」と画廊「はね」。一階と二階になっている。先日の友達の三人展があった場所。

日比谷線八丁堀駅からは徒歩4分ぐらいにある。

このオーナーのH氏は、元消防士さんで、消防士の頃、画廊めぐりをしていらして、若いアーティストの作品を集めたり、いろいろ企画展をしながら、若いアーティストを励ましてきた。消防士を引退して、この画廊とギャラリーを開いた。

H氏が、なぜ絵を見るようになったかの、一つの理由として、消防士という仕事は、いろいろな局面に出会い、現場に入る時はかなりの緊張感があるそうだが、その中で平常心を保つ必要があり、その中で、休みの日に画廊を巡り、絵を見ると、心が落ち着き頭を真っ白にでき、リセットできたからだそうだ。

実は、先日、この画廊に行く途中、乗っていた電車が人身事故にあった。人の死を目の前にしながら、救急消防隊員の人達は、平常心を保ちながら、迅速に救助にあたっていた。精神的にも大変な仕事だと肌で感じた。

私はその出来事に、軽いショックを受け、その足でギャラリーに向かったが、絵を見ると、不思議と心が落ち着いた。自然を見るのと同じような経験でもある。実に不思議だ。

うちは、小さなアパートだが、6枚ほどの絵を飾っている。写真とかではない、本物の絵だ。本物の絵があると、家が落ち着く。友達の作品がほとんどだが、一枚だけ、このギャラリーで買った絵がある。絵など、自分では買えないと思っていたが、無名の若いアーティストの作品だと、私でも手が出せた。

無名のアーティストのものでも、素晴らしい作品と結構出逢う事ができる。ここは、そんな作品に出逢いやすいギャラリーの一つだと思う。

H氏も、まだまだ消防士の頃のように、熱く、絵や作家のことについて語ってくれる。

アートフロンティアのHP: http://art2frontier.client.jp/top1.html

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