2009-10-23

一期一会



昨日は午前中教会の祈り会に出席し、午後はお茶の教室に行った。床の間のお花は「残花」という飾り方で、10月は名残の月で花をたくさん入れるのだそう。宗全籠(そうぜんかご)に生けられている。来月は炉が開き、新茶を点てる。



そして、初めて行う長板点前のお稽古。いつもは水差しは右側にくるが、この点前は風炉(釜の置いてあるもの)が中央にあり、水差しが左側に来る。最後の柄杓と蓋起きの飾り方も、風炉の左側になる。

道具が全部置かれているのは、何ともいえない景色になり、とっても素敵だった。

この日は、しばらく陶芸教室とお茶のお稽古のアシスタントをしていたMさんが、結婚のために他県へ移られるため、最後のお茶のお稽古になった。最後にMさんが濃茶を点てて、お別れとなった。茶事の時、茶杓の名前を主客が尋ねる事があるが、お稽古の時には、色々な名前を考えてつけるということがある。この日Mさんが選んだ茶杓の名前は「一期一会」だった。

お茶のお稽古の後、「声なき者たちの声」のイベントに、墨田に向かった。横浜からは1時間半ほどかかり、少し遅れての出席になりそうだったが、急いで家に戻って着替えてから電車に飛び乗り墨田に向かった。

出る前に、ちょっとつまみ食いをしたが、電車に揺られるとやはりお腹が空いてきた。イベントが終わってから何か食べようと思ったが、でもやっぱりお腹が空いてきた。北千住で電車の乗り換えでホームに降りたら、ちょうど目の前に立ち食いそば屋があった。これはいいチャンスと思い、久々に立ち食いそばを食べることにした。立ち食いそばは本当に美味しいところは美味しくて、安くて、すぐ食べられるので急いでいる時は、本当に便利だ。でも、立って食べるところしかない所ではやはり男性が多いので、女性一人で入るのは躊躇することもある。でも、今回はそうも思い迷っている暇もなく、入れたのでよかった。そして美味しい立ち食いそばだった。


(とりあえず撮った写真。緊張気味で素早く撮ったので、ちょっと手振れが)

食べながら、その日の朝、主人とお祈りしているとき、「Joyが今日何か美味しいものを食べられますように。」と祈ってくれたのを思い出した。その時は、何を食べれるかな?っと思ったら。本当に美味しいそばが食べられた。それも自分の憧れの立ち食いそばで!

そして20分ほど遅れて、イベントに到着した。朗読と歌の途中から聞く事ができた。その後に、メインスピーカーのスージーさんが、ご自身が出会った、虐げられている女性や子供達の現状を話してくれた。その中の一つに、AIDS孤児が1800万人いると聞いて、自分には何ができるか考えようと思っても、膨大な人数にひるんだ。でも何かしていく必要はあるが、でも何ができるのか・・・・・と、その晩は頭の中で堂々巡りとなった。

とりあえず、自分はどこかの国の子供のチャイルドスポンサーなどにはなれるかなと思った。これは主人とこれから要相談。一人が一人に関われれば、きっと何かが変わっていくはず。と信じたい。いや信じよう。

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