2008-12-17

がんばれ!甥っ子ちゃん



週末に、今年も甥っ子ちゃんの、5歳の誕生日祝いとクリスマスを兼ねて、兄家族と食事に行った。今年は下北沢にある、「ZAGARA」という小さなイタリアン・レストラン。

かわいいことに、甥っ子ちゃんのMくんは、前日は「明日は〇〇〇おばちゃんと、〇〇〇おじさんに会うんだよね!」と。そしてちょっと遅れてレストランに到着した私達を見て、「〇〇〇おじさん!」と声を掛けてくれた。

一年ぶりに会う、甥っ子ちゃんは、いい感じのやんちゃ坊主に育っていた。でも、主人に大好きなポケモンの本を見せながら、「〇〇〇さん、この名前ご存知ですか?」と、ちゃんと敬語を使って見せる。特に、敬語を教えてはいないらしいが、大人の会話を聞きながら覚えたらしい。また、5歳ながらにして、ひらがなカタカナが読めて、書けるようで、お手紙をナプキンに書いてくれた。小学校に入るまでは、別に覚えなくても良いそうだが、義姉いわく今の幼稚園生はみんな書けるらしい。

美味しいイタリアンをいただき、ちょこまか動く甥っ子ちゃんを見ながら、最近の幼稚園事情を義姉に聞いてみた。今は、変にアメリカの影響で、独立心を強調し、挨拶よりも、協調性、規律を守ることを重視しているとのこと。なるほど、最近の子供達が挨拶できないのも、納得する。

また、ある朝、甥っ子ちゃんが幼稚園に行くために、電車に乗ろうとしたときに、小学低学年の男の子が、甥っ子ちゃんに向かって、「あー、この間木登りしていた、いけない子だー。」っと言ったそう。おばちゃんにしてみれば「木登りしてどこが悪い!」と反論したくなるのだが。とにかく、木登りも悪いし、そういう”悪い”事をしていると、子供同士で告発するらしい。

幼稚園でも、しっかり仲良しグループができていて、派閥ができているらしく、ちょっと個性のある子達は、なかなかそのグループの中には入れずにいるらしい。おばちゃんから見ても、ちょっとアーティスト気質のある甥っ子ちゃんは、お友達がたくさんできずにいるらしい。自分の幼稚園の頃は、こんなにはっきりと仲良しグループができていたかな?もちろん、仲良しのお友達というのはいたけど、かっきりと”派閥”のようなものは、できていなかったと思うのだが。

ママ達も大変なようだ。高齢出産組みの義姉は、ママ達の中でも年代が上で、ちゃんと挨拶を強調され、「わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい」という価値観で育てられてきた。だから、甥っ子ちゃんもちゃんと挨拶や「ありがとう」「ごめんなさい」が言える。また、ちょっとやんちゃで子供らしさが一杯で、おばちゃんとしては嬉しい限り。でも、若い年代のママ達には、挨拶ができるから良い子だという概念はないらしく、いかに協調できるか、おとなしくしていられるかが重要だそうで、甥っ子ちゃんがちょっとでもうるさくすると、「なんで静かにさせられないの」とばかりにジロッと睨まれてしまうらしい。でも義姉ママはそんなことでは、決してめげない。だから甥っ子ちゃんは、兄と義姉の愛情の中、のびのび育っている。

もちろん、ママ達の中には、子供達の個性をちゃんと尊重してくれる人達も少なからずもいるそうだ。

それにしても、幼稚園事情は、私が通っていた頃に比べると、ほんとに変わっている事が、よくわかった。

甥っ子ちゃん、そんな中でも、わんぱくでいいからたくましく育ってね!義姉ママ、兄パパも頑張れ!



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