2008-12-09

BUTAPANA



週末に、大阪の友人夫妻が泊まりに来てくれた。旦那さんは、サウンドアーティストのmamoruと言って、12月6日~2月15日まで、横浜の赤レンガ倉庫の前に設営されているアイススケートリンクに設置されている、映像系アーティストshimurabros.の、大規模な野外作品のための、音源+音響制作をしに、しばらく横浜に滞在していた。オープニングには大阪から奥さんも駆け付けたので、1晩は我が家でお泊りとなった。

最近大阪土産で人気の千鳥屋さんのみたらし小餅を持ってきてくれた。甘いやわらかなお餅の中に、みたらしのたれが入っているので、みたらしのたれが残ることなく食べられる。まあ最後に残ったたれを一生懸命なめるのも楽しみの一つかもしれないが、でも、あえてそのたれを中にいれてしまうという発想は面白いし、美味しかった。ちなみに同じような商品が出ているらしいが、千鳥屋さんのものが元祖らしい。



もう一つはこの、素敵なマフラーを奥さんのYちゃんが見立てて、買ってきてくれた。これも大阪のブランドで今人気商品らしい。素材はウール100%の圧縮ニットで軽いけど暖かく、糸も日本で染め上げていて、とっても素敵な色合いのものが多いそうだ。これも、私好みの色で、いただいてとっても嬉しかった。だが、よーく見ると下のほうになにやら・・・・



PUTAPANAキャラ(ブタとパンダの合体キャラ)がついていた。はっと気づくと、ちょっと笑ってしまうような感じだ。これは大阪らしい。ちょっとエレガントな服装の時、ブタパナのキャラが見えるように、マフラーをかけて、電車に乗り、つり革につかまって、前に座っている人のリアクションを見てみたいと思った。勇気はいるが・・・・・

この大阪の夫婦の会話を聞いていると、ちゃんとボケとツッコミがあって、夫婦漫才を目の前で聞いているようで、面白かった。大阪でもてる条件は、必ず「おもしろい」というのが入っているそうだ。それほど笑いが生活の重要要素の街だからこそ、こういう商品が作られ、人気が出るのだろう。

聖書の中に、「陽気な心は健康を良くし、陰気な心は骨を枯らす。」とあるが、なんとなく大阪の街の人達が元気に見えるのは、笑いの精神があるからなんだろう。

以前ニューヨークのオフブロードウェイで「Menopause(更年期障害)」という、まさにタイトルどおりの更年期の女友達の話しのミュージカルを観に行った事がある。このストーリーの言いたかったことも、結局、更年期障害を乗り切るには、笑う事が一番だということだった。

人生、色々難しい局面にぶち当たる時もあり、ふさぎこんでしまいたい時もあるが、でもやっぱり、そういう時でこそ、笑うことを大切にしないと、骨まで枯れてしまうのだろう。

先日、教会のおばあさんを訪ねに、近所の老人ホームに遊びに行った。ちょうどおやつの時間だったらしく、ホールのところにおばあさん達がまったりしてお茶を飲んでいたが、表情がなく、ちょっと寂しさを感じた。でも教会のおばあさんのSさんは、いつもニコニコして表情があり、からだも機敏に動いているほうだった。陽気な心がこうも違うものだということも、そこでも実感した。

mamoru夫妻の一泊二日のお泊りだったが、私達夫婦は圧倒された。でも楽しかった一時だった。 

また会おなぁ~!



*赤レンガ倉庫前のアイススケートリンクの映像と音を体験したい方は、夕方以降のほうが良いそうです。

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