2009-12-10

歌舞伎座さよなら公演



今日は、今週初め友達から、チケットに急遽空きが出たという誘いを受け、ディスカウントプライスで銀座の歌舞伎座へ歌舞伎の昼の部を見に行った。

歌舞伎座が老朽化のため、取り壊しされるということで、その前に幕見席でもよいから一度行っておきたいなと思っていたところだったので、懐具合と一晩相談して、またとない一等席で歌舞伎を見ることにした。

以前、幕見席で天井に近い席から見たことがあったが、下準備もなく見に行ったため、話しの内容はわからないは、遠すぎて動きが見えないわで、あまり楽しむことができなかった。



なので、今回は行く前に、ネットで下準備してみた。歌舞伎は、昔大衆演芸として親しまれ、お弁当を食べながら観劇していたそうで、今もその名残で、席で飲食できる。幕間の30分程の間に食べるのに、歌舞伎座の小屋の外には、色々な種類のお弁当が売られていた。私達も、それを購入して、小屋に入った。

中に入ってから、幕が上がるまでの30分間、お土産屋さんが並んでいるところがあるので、そこを見て歌舞伎座限定の皮の厚い最中を主人のお土産に買った。そうこうしながら、あっという間に30分が経ち、いよいよ歌舞伎の舞台。













今回は、「操り三番叟(あやつりさんばそう)」、「新版歌祭文 野崎村(のざきむら)」、「新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりざぜん )」、そして宮藤官九郎作・演出の「大江戸りびんぐでっど」の4本立て。古典から現代風なものまで豊富だった。「大江戸・・・」は、現代風刺が入り過ぎていて、あまり楽しめる内容ではなかったのが残念。夜の部の野田秀樹の「鼠小僧」のほうが面白そう。


舞は身のこなしが軽く、リズム感があって、惹き付けられた。邦楽も爽快だった。唄の意味がわかればもっと面白いものだろう。

(歌舞伎座館内は、上演中以外は撮影OKでした)
操り三番叟は以前どこかで見たと思ったら、小さい頃見たお正月の芸能人かくし芸大会の演目で、観たことがあった。今は、歌舞伎役者さんも、色々なテレビ番組に出ているので、中村勘三郎さんや、市川染五郎さん、中村獅童さんなど、何となくかけ離れた存在でない気がした。



また、今回はイヤホンガイドというものをレンタルして、それで解説を聞きながら観たので、とっても面白かった。また、女形の人が本当の女性に見えてくるのは、以前、一回だけ宝塚を見に行った時に、男役の人がだんだんと男に見えてくる感覚と一緒だった。とても不思議な世界だ。大した芸だと思う。
終演後、一緒にご一緒させていただいた、お二人と銀ブラをした。
お二人は、着付けの教室でお友達になったそうで、今回は着物を着て歌舞伎を見てみたいという企画だったらしい。歌舞伎小屋でも、着物で見に来ていらっしゃる方が多かった。私は、先月初めて自分だけで、着物の着付けをして、お茶のお稽古に行ったが、まだ銀座まで無事行って、帰ってこれるか自身がなかったので、スカートで行かせていただいた。



cafeで一服してから、それぞれ帰宅の途に着いた。
歌舞伎は、思った以上に面白かった。また機会があれば、見に行きたい。はまらないように気をつけないと・・・・・

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