2010-10-21

母親もどき


(アメリカでは、歯磨き粉まで3D。歯が3Dだと出っ歯になるのでは?)


日曜の夕方から、4泊5日で、ひばりヶ丘のアメリカ人家族友達の家に手伝いに行ってきた。

今回のお手伝いは、アメリカ人宣教師夫婦のNさん達が、夫婦での海外出張が入ったため、一人娘で12歳のNちゃんのお留守番のお世話をするためだった。

赤ちゃんの頃から知っているNちゃんではあったが、今回二人だけで過ごすのは初めてのことだった。12歳は、子供の部分ももちろんあるが、ティーンネイジャーの一歩手前という自覚も始まっている頃。果たして5日間どうなるかと、ちょっと緊張した。

最初の晩の夕飯は、お互い緊張していて、ぎこちない会話だったが、そのあと、宿題が早く終わったので、ゲームをすることになった。ゲームをしたことによって、大分心が打ち解けて、お互いの緊張感も少なくなった。ゲームをしている時のNちゃんは、完全に子供になった。食事時の会話など、チラッと大人っぽいところもかいま見せていた。この時期は、ほんとに子供と大人が交じり合う面白い時期だと思った。私も12歳の時はこんなだったのだろうか。

それにしても、母親行というのは、本当に大変なものだと思った。何が大変かというと、決められた時間内で、色々なことを子供としなければいけないということ。子供無しの生活をしていると、時間の使い方が、自分のペースでできるが、子供がいるとそうはいかない。外出していても、子供が帰る前には、家にいないといけない。食事も、寝る時間も、子供の体内時計はちゃんと働いていて、だらだらしてはいられない。

短いNちゃんとの生活の中で、自分の中に母性本能がちゃんと備わっているのも見れた。ある晩、Nちゃんと近くのコンビニへアイスを買いに行った時、歩道のない車の通りを歩いていた時に、もし車がぶつかりそうになったら、Nちゃんを押しのけても、自分が車にぶつかれると本気で思えた。主人と歩いている時は、主人がいつも車道側を歩いてくれて、自分が守られていて、そんなことは考えてもいなかったが、本能というものは与えられていて、必要な時にちゃんと出てくるものだと思った。

とにかく、5日間、緊張はしていたものの、なんとか役目を終わらすことができた。小さな事でも、神様に祈ってゆだねたことは、無事うまくいって、自分の力でやろうとした時は、空回りしていた。

最後の朝、バス停までNちゃんを送りに行って、「また、来月横浜で会えるよ。」と言ったら、「今度会うときは、私はティーンエイジャーよ!Thanks for staying with me!(泊まってくれてありがとう)」っと、お礼まできちんと言ってくれた。大きくなったものだ。

Nちゃんは、来月13歳(Thirteen)のティーンエイジャーになる。ちゃんとお誕生日のプレゼントの催促もしてたのかな?

今回の経験を通して、お母さん達の凄さと、大変さを実体験できた。お母さん方、尊敬します!

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