2013-06-10

名前


ドクダミが家の周りに咲き乱れている。とってもかわいい花だと思うが、これほど嫌われがちな花もないだろう。昔、家の庭に生えてくると、母は「まったくもう嫌な草だわ。」的なコメントをしていた思い出があり、小さい頃から、ドクダミは悪い草で、忌み嫌うべきものだと思っていた。

葉の匂いがきつかったり、抜けども抜けどもしぶとく生えてくるのも、玉に瑕なのかも知れない。

しかも、名前が「ドクダミ」と毒づいている。ウィキペディアによると、別名、ドクダメ(毒溜め)、ギョセイソウ(魚腥草)、ジゴクソバ(地獄蕎麦)。なんともかわいそう。

でも、大人になり、冷静に群生しているドクダミを見てみると、花がかわいくて、葉っぱも綺麗だ。効用も利尿作用、血圧を下げる、血液をサラサラにするなど、人の役に立つものばかり。どくだみ茶としても商品化されている。名前とはうって変わって、実はとっても役に立つ草だ。ドクダミの名称も実は「毒矯み」(毒を抑える)から来ているそうだ。

名前といえば、今日ネットニュースを見ていたら、小中時代の親友だったKと同じ名字のトニー賞を取られた方の記事が目に飛び込んできた。そして、写真を見ると、あれあれっ!なんか見たことのある顔で、もしや親友のお兄さん?と思ったけど、残念ながら、この親友とは連絡が途絶えてしまったので、聞くことができない。

記事を読みながら、10年程前に、生まれ育った街を訪れていた時に、たまたまKのお母様に道でバッタリ会い、親友の事やその娘のお兄さんが、ニューヨークで仕事をしてることを話してくれたのを思い出した。そして、私の兄と確か同級生だった事を思い出し、すぐに仕事中の兄にメールで確認したところ、

「質問の件、そのとおりだと思います。(同期です。)

 演劇・俳優の世界に入って脇役で偶に
 出演しているようなことを以前聞きました。
 きっとその後作り手となり、成功を収めたのでしょう。
 すごいですね!」

と返事が来た。やっぱりそうだった!Kの家に遊びに行った時、一緒に遊んだ事もあった。そうそう、その当時流行っていたツイスターゲームをした覚えがある。まさかこんなに活躍されているとは。とても嬉しい限りである。Kも今はどうしているのかな?何かのつながりで、また連絡を取れると良いのだが・・・・

陰ながら、おめでとうございます!!!


 【ニューヨーク=中井大助】米国演劇界で最高の栄誉である第67回トニー賞が9日夜、ニューヨークで発表され、ミュージカル部門の作品賞にはブロードウェーを拠点に活動している川名康浩さん(52)がプロデューサーとしてかかわっている「キンキー・ブーツ」が選ばれた。日本人がトニー賞の受賞者に名を連ねるのは初めて。

 トニー賞は、ブロードウェーで上演されたミュージカルと演劇が対象で、作品賞についてはプロデューサーが受け取る。経営難の靴メーカーが、女装用のブーツを作って再建に取り組む過程を描いた「キンキー・ブーツ」は、歌手のシンディ・ローパーさんが作詞作曲を担当したことでも話題となり、スコア賞など計6部門に輝いた。演劇部門の作品賞は「ワーニャ・アンド・ソーニャ・アンド・マーシャ・アンド・スパイク」が受賞した。

 川名さんが関与したミュージカルがトニー賞候補となるのは「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(2011年、作品賞)「エビータ」(12年、リバイバル作品賞)に続いて3年連続。日本企業がプロデュースに加わったミュージカルでは1991年に日本衛星放送の「ウィル・ロジャーズ・フォーリーズ」が作品賞、92年にテレビ朝日の「ガイズ・アンド・ドールズ」がリバイバル作品賞を受賞している。今年のリバイバル作品賞に輝いた「ピピン」もキョードー東京がプロデュースに参加した。

.朝日新聞社









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