2014-06-03

京都 無事 終了 2

 

 お茶会が終わった次の日は、有志が残って、聚光院で片付けをした。その前に、いつもお稽古で一緒で片付け後すぐに京都を発たなければならないMTさんと、大徳寺の中の高桐院に行った。ここはどうしても訪れたかった、細川ガラシャの墓がある所。開門後わりとすぐだったので、ひと気もなく、とっても綺麗な庭園を短い時間堪能できた。




















この墓は、利休さんが利休の弟子であったガラシャの夫、細川忠興に贈った灯篭を用いたもの。利休さんが秀吉には渡したくなかったので、後ろがわざと欠けている。

高桐院を見終わって、聚光院に片付けに行った。T先生が、名残惜しそうに道具の一つ一つを丁寧に仕舞っている姿が、印象的だった。お昼は、聚光院のお坊様からお招きを受けて、おうどんを一緒に頂くことになった。やはり僧侶の方々の食事は、精進料理で、大きな鍋に茹でられたうどんをみんなでつっついて頂くものだった。つけ汁にねぎや生姜のすりおろし、すりごまをたっぷり入れたシンプルなものだったが、とっても美味しかった。最後は沢庵で椀を綺麗にして終わる。食事中は基本無言で、沢庵を噛む音も立てないそうだが、私達には無理だった。

昼食後、片付けも当初3pmまでの予定だが、早く終わり解散となってしまった。こんなに早く終わると思っていなかったので、旅のガイドブックも持参してなく、さてどうしようかと迷ったが、今回はもうとにかく大徳寺を見て回ることにした。

まず、瑞峯院。ここは、のちにキリシタンとなった大友宗麟が建てたもので、1961年住職が宗麟がキリシタンだったことを記念して、北庭に十字の庭を作られた。これは織部灯篭、別名キリシタン灯篭と呼ばれるもので、下の膨らみが十字架の横木を表しているそう。そして、土の部分にキリストやマリアを彫ったものが施されている。キリシタン弾圧があった頃、足元が少しだけ見えるように埋められ、それをキリシタン達が見つけて礼拝していたと言われる。

 
この下に像が彫られている





このキリシタン灯篭を拠点に、十字の石庭になっている。これは実際に見てみないとわからない。このキリシタン灯篭、実は聚光院でも見た。聚光院では、下の像がむき出しになっていて、最初はただの灯篭だと思って見ていたが、よくよく考えてホテルに戻り写真を見た時に、キリシタン灯篭だとわかった。なぜ聚光院にあるのかお坊様にお聞きしたいところだったが、私にはとても聞ける身分ではなかった。でもいつか聞いてみたい・・・・

しばらく、瑞峯院で石庭を眺めてから、ガイドブックで見て食べてみたいと思った、あぶり餅を食べに行った。細い竹串に黄粉をまぶした小さな団子がついていて、火であぶってある。このあぶったところがなんとも香ばしい。煎茶と一緒に頂いた。


 
 
その後は、とりあえず入れる所は入って、京都のお庭を堪能した。これは小堀遠州のお弟子さんの作。一番落ち着いたかも。



京都で一番小さい石庭
 
 
 
夜は、2009年に主人と各駅停車の旅で京都に行ったとき、結婚記念日のディナーとして、祇園でたまたま見つけた、和をベースにした創作料理の「らんぶる」に行った。
 
主人はさほど食にはこだわりがなくて、好きなお店もそんなにないが、「らんぶる」は、また行きたい数少ないお店の1件でもある。現役のお茶屋さんの一角を利用した、町屋の良さが溢れ、落ち着いて美味しい食事のできるお店。私もまた行ってみたいと思いつつ、前回は時間の都合上来れなかったので、今回は京都にカメラウーマンとして来て下さった、陶芸教室のY先生をお誘いして行った。


お料理のほんの一部


器も素敵で、リラックスした雰囲気、美味しい料理を堪能した。舞妓さんも見れた祇園の夜・・・・・


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