

総勢25名のクルー達が、家の中と外で、仕事をこなしていた。

渋谷さんとディーン監督、佐生さんによる、短編映画の製作は2本目。一本目は「自転車」(2009年作)という作品で、
第66 回ヴェネチア国際映画祭・短編コンペ部門 正式招待
ロードアイランド国際映画祭 正式招待
スターツ・デンバー映画祭 正式招待
ハートランド映画祭最優秀短編作品賞&クリスタル・ハート賞受賞
世界最大の国際短編映画祭クレルモンフェラン(仏)コンペティション部門入選
国内最大級の国際映画祭である札幌ショートフェスト:グランプリの最優秀作品賞を受賞、最優秀音楽賞、最優秀主演男優賞、最優秀撮影賞の4部門を制覇!
などなど
と、とても味わい深い作品。DVD も昨年末に販売された。

実はこの撮影隊、カリフォルニア州にあるバイオラ大学メディア学部の学生達。ディーン監督はその学部の教授。メークさんや衣装さんなどは、日本のプロの方をやとい、学生といっても、ものすごく良い仕事をしていた。


ドーリーと呼ばれる、カメラを移動しながら取る機材も、照明も持ってきた。
この日は撮影初日で、主人公のキッチンの場面に、我が家のキッチンが選ばれた。
一つロケを終え、撮影隊が到着したのが、お昼過ぎ。
ほとんどが日本が初めてという学生達が驚いていたのは、我が家の小ささ!
おそらく、彼らの家のリビングルームには、我が家の小さなアパートの2DKの全部屋(トイレ・風呂場も含む)が、すっぽり入ってしまっても、まだ余りがあるかもしれない。
そんな小さな家の中で、初日からチャレンジングなロケ場所にも関わらず、手際よく、ものをどかしながら、かつ使えるものは使って、撮影していた。

そして、撮影後は、きちんと小さなものにいたるまで、元に戻してくれた。終了は9:30pm頃で、近所の人達も暖かく見守ってくださった。知らぬ人に吠える、隣の番犬のガイアも、一日吠えずにいてくれた。撮影隊が帰った後に、仕事から戻ってきた主人も、本当にここで撮影あったのかと思うぐらい、日常に戻っていた。主人にも見せてあげたかった。
今回の撮影で、キッチンが使われたが、撮影隊が好きなように片すので、そのままでよいとのことだった。途中様子を見ると、陶芸教室のY先生のぐい飲み、そして一年目に作った急須やチェリーの絵を描いた器も、セットして使われていた!良い思い出となった。

最後には、映画のシンボルカラーである、オレンジとブルーをあしらった、バッグに入ったプレゼントをいただいた。細かいところまで、神経を使ったよい撮影隊で、半日の撮影を見ている中で、私も大いに学ぶところが多かった。
それにしても、映画の経済効果はやはり地域にとっては、大きなことなのだろうと思った。今回は小さな撮影隊の半日の撮影でも、昼のお弁当は近くのお弁当屋さんで、夜は近くの焼肉屋さんのビビンバ丼が提供されたが、私も含め26食分の売り上げ。お店の人も、嬉しそうだった。
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