2013-07-06

はまづと


この前のお茶のお稽古の時に、「はまづと(浜土産)」というお菓子を持って行った。

お茶のお稽古の中で、炭点前というのがあり、その時使う道具の中に「香合」という、香木や練香を入れる小さな入れ物がある。色々なお香合の形がある中、「蛤の香合」というものがあって、先生が以前食事をした時に出てきた蛤を取っておいて使っていると説明してくださった。よく話しを聞くと、「はまづと」という物だという。

珍しい物は、一度は試してみたい性分で、一人で食べるよりお稽古で皆さんと食べる方が、楽しいかなと思い、調べて「京菓子司 川村屋賀峯総本店」さんから取り寄せてみた。




送られて来たも物は、丸い篭の中にヒバの葉が敷かれ、蛤が入っている、見た目も涼しげで、何とも風流だ。蛤はおしりの方から開け、開けると中には寒天で出来た琥珀羹の中に少ししょっぱい風味の浜納豆が一粒入っている。




それを開いた片方の貝ですくっていただき、何とも愉しい感性に触れる感じがよかった。日本に生まれてよかったと思える瞬間だった。








この日のお茶のお稽古はいつもより和やかになった。

先生の計らいで、十分余ったはまづとを「ご主人とご一緒に。」と二つ持たせて下さって、主人とも分かち合う事が出来てよかった。

空いた篭の中に、蛤の貝とAちゃんが石にかぶせてかたどって作った、小さな器の作品を入れて、玄関に飾ってみた。何とも涼しげ・・・・

2 件のコメント:

なか さんのコメント...

joyさんどうも~~

涼しげなお菓子で、、竹ざるに檜のはか、、良い感じ、、

暑い夏が来ますね~~~(^^;;

JOY さんのコメント...

なかさん

暑い夏が来てしまいましたね。

そろそろ夕立が欲しいところですが、
この辺りは、なかなか雨が降ってくれません。

せめて目から涼んでいます。ガラスの大きめな花瓶に、水を張って浮き玉を浮かべて、竹かごの側に置いていま~す。