2013-07-02

ゆたかな島 淡路


関東人の私にとって、淡路島は馴染みのない場所だったので、今回淡路島に行けたのは、恵みだった。神戸や大阪の人にとっては、観光地であり、明石大橋が阪神淡路大震災後に開通してからは、もっと行きやすくなったそうだ。

また橋が開通するまでは、人がどんどん島の外に出てしまったそうだが、最近は島に戻って来る人達や、廃虚を新利用しようとするアーティストが入ってきて、元気な島になっている感じがする。カフェも島の中に増えている。

私が感じたのは、淡路島は「ゆたかな」島であるということ。別に「リッチ」という豊かさではなく、肥沃な土壌で育つ作物、それを収穫し周りの人と分かち合い、喜びあう人達がいる。また自然のゆたかさがある感じがした。帰りには、友達から淡路名産である玉ねぎや枇杷や野菜を沢山いただいたり、お昼に食べたうどん屋さんでは、無料で揚げ玉を頂いた。

豊かに与えられると、自分も豊かに与えたくなる。

今回一緒に作業をしたアーティストAちゃんが、「竹の家」を自分で作られた、おじさんの所へ連れて行ってくれた。山道を車で登り、山の奥深くに棚田で囲まれた地域に「竹の家」があった。


自分の畑に高い竹やぶがあったので、それを切り取り、その沢山の竹で、屋根から壁まで、小さな家を作られ、色々な人達がお茶を飲みにやって場所となった。また、竹やぶが無くなって、明るくなったと周りの人達にも喜ばれ、その竹やぶの後には、南瓜が育っていた。

とにかく、竹ぼうきや棕櫚のはけなど何でもあるもので作られてしまう。Aちゃんいわく、りっぱな作品で、アーティストが同じ事をしたら、作品と評価されるものを作っていると。そこでも、棕櫚のはけをいただいてしまった。

2泊3日の短い滞在だったのに、すっかり淡路島に魅了されてしまった。淡路島は思った以上の場所だった。主人にお土産話をしたら、夏休みは淡路島に行きたいと言い始めている。退職後は淡路島に住もうとも・・・・

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