2011-07-24

さよなら、アナログ



とうとう、アナログ放送が終わってしまった。

我が家は、やっぱりぎりぎりまで、地デジテレビの切り替えはしておらず、7月に入ってから、カウントダウンの大きなワイプが、画面の左端に出た。字幕が見えずに思わずコールセンターにクレームの電話をした。アナログを最後まで楽しみたい権利を奪われた気がしたから。他にも大勢の人達がクレームの電話をしたそうだ。とにかく地デジテレビに変えなければ消えないと言われ、翌日ヨドバシカメラにテレビを見に行った。テレビ売り場は夜の8時過ぎにも関わらず、非常に混雑していた。あの大き目のワイプは効果があったようだ。

小さな頃、我が家の白黒テレビを買い換えて、大型のカラーテレビが来た日を覚えている。電気屋さんが大きな箱を持ってきて、据え付けてくれた。色が天然色になったのが印象的だった。テレビの上にはお人形やリボンフラワーなど、飾ることができた。

今回の地デジへの切り替えは、何かあっけないものだった。結局アマゾンで購入し、宅急便で商品が届き、我が家の16インチのテレビは、PCのモニターぐらいのもので、とっても軽い。色はさすがにきれいだが、B-CASカードを差し込まなければ見れないという。不思議なものだ。なぜテレビを見るのにカードを差し込まなければいけないのだろう?もう一つ、不思議なのは、地デジ化は日本だけだと思っていたら、韓国やアメリカでもこの数年でなされている。世界が同じ基準になる。バベルの塔を思い起こさせる。

今日は、教会での礼拝があるので、正午にアナログ放送が終わるのを見れないので、せめて教会に行く前に、最後のアナログを楽しんだ。アナログのほうが、画像の具合が落ち着いていて、とても名残惜しかった。



アナログといえば、紙インターネットと言われていた、ぴあも最終号になってしまった。兄の影響で、私も小学生の頃から見ていて、お世話になった。近年は、やはりインターネットで調べるようになってしまい、手に取る機会もなくなっていたが、やっぱり最終号は記念に買っておくことにした。

色々な世の中のシステムが変わっていく中、主人は相変わらず、スイカではなく、自動改札を通す定期を使っている。先日横浜駅で、私の前を通るおじさんも同じ型の定期を使っていて、思わず心の中で、「がんばれ!」と言ってしまった。そして我が家のもう一つのアナログといえば、やっぱり近くの銭湯の「いふり湯」。昔ながら番台、富士山の壁絵、木の桶、タイル、湯上りのジュース、1回10円のヘアードライヤー、昔ながらの10円のマッサージ機。昨日も疲れが癒された。




教会から戻ると、アナログ放送はもう見れなくなってしまっていた。この画像もあと数時間で終わってしまうそう。せめて、この画像からザーザー画面に切り替わる午前0時には見届けようかな・・・・


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