2026-03-04

ニュージーランドからのお客さん

ニュージーランドから、マークさんがやって来た。我が家に3日間滞在した。マークさんと会うのは初めてで、アメリカにいる、主人と共通の友達のスティーブンの友達で、ニュージーランドには自分流の手作りの躙り口付きのお茶室も持っている。

見ず知らずの人を泊めるというのは、日本人には驚かれるが、若い頃仕事でアメリカに行った時、色々な人達の所に泊めさせて頂き、さんざんよくして頂いたので、今は自分の番。マークさんもクリスチャンで、クリスチャンではよくやる。「旅人をもてなしなさい」と聖書にあるので、その実践。

お客さんが我が家に来てくれると、普段掃除しないような所まで掃除が出来て、我が家としてはありがたい。

ニュージーランドのことは、大好きな「ロード・オブ・ザ・リング」のロケ地、キーウィの原産地、ラグビーの試合前のハカをする人達ぐらいしか知らず、マークさんが来る前にとりあえず地図だけは見ておいた。

マークさんと話す中で、ニュージーランド人も日本人の様に島国気質で、どちらかというと基本温和で、静かめなのが分かった。隣国のオーストラリアの方が経済が発展しているので、移住する人も多いそうだが、国境はあって無いようなもの。でも飛行機で4時間もかかる。気質も大きく違うそう。主要言語は英語、マオリ語、ニュージーランド手話。

お茶に興味があるということで、私の通うお茶の教室にも連れて行ってあげた。熱心に静かに2時間半程の稽古を楽しんでいた。先生のはからいで、マークさんは椅子に座ってのお稽古。とにかく日本人と気質が似ているのか、四畳半の茶室の中にいても違和感がなかったのが印象的だった。

そんなマークさんは近所の番台がまだある銭湯まで行って、主人に銭湯の入り方まで習った。この銭湯に入れれば、どこの銭湯に行っても怖くないくらいな昔ながらの銭湯。さすがに熱(あつ)湯の湯船だけは足しか浸かれなかったようだ。

そして4日目の早朝、直島に向けて新幹線で旅立った。主人と新横浜駅の新幹線乗り場まで送って行き、改札で長旅の為の、クッキーの詰め合わせを持たせたり、朝食のサンドイッチを買わせたり、飲み物の確認と、まるで母親が子供を一人旅に出す気分だった。新幹線に乗ってから、窓からラッキーにも見えた富士山の写真を送ってくれ、「二人と別れたあと、家を離れる気分で涙がでちゃったよ。楽しい数日間だった、ありがとう」とWhatsAppのメッセージが送られてきた。そんなマークさんはお孫さんもいる75歳。主人も75歳になったらマークさんのように一人旅したいと。私はいいよ!

マークさんの直島での滞在も今日まで。明日はまた船と電車と新幹線に乗り継いで京都まで行く。日本は初めての一人旅、最後まで楽しんで下さいね。
(直島にて。遠くに見えるのは草間彌生さんの赤いパンプキンの作品)