2008-09-28

サリサリ・カリー


昨日の「ぶらり途中下車の旅」の番組は東急東横線編だった。その中で、白楽駅から5分程の所にある、パキスタンカレーのお店、「サリサリ・カリー」が紹介された。この紙ナプキンと同じように、とってもインパクトのある看板で、紹介されたカレーも、水を使わず、塩とチキンとトマトとたまねぎと香辛料だけで作られたもので、主人も私もそそられ、ネットで場所を探して、デートを兼ねて行ってみた。


「果ての果てまで行ってみないか」「これが現地の味」とあるように、マスターがパキスタンで仕事をしていた時に、現地の人に教わった、1000年前からある家庭料理を出している。メニューは一つだけ: カリー、コールスロー、チャイのセットで1000円。だから店に入ると、何も言わなくてもご飯が出てくる。


マスターは最初、札幌南区の定山渓のあたりに、「カラバト カリー」というお店を始め、そこは現在息子さんにまかせ、横浜に「サリサリ・カリー」と名前をつけて、一年半前に始めたらしい。カレーを食べ終わるのを「察して」、タイミング良くチャイを出していただいた。チャイを飲みながらマスターと常連さんとで話しながら、最近ようやく店が軌道に乗り始めた話しを聞いた。そんな話しをしてくれる、あったかい気さくなマスターだ。

カリーは(写真を撮り忘れたので、興味のある方は検索すると、他のブログで見れます)、シンプルだが、でもとっても美味しく、また食べたくなるような味。チャイもやかんで沸かしているようで、本格的な味。丁度良い甘さだった。マスターいわく、くちこみとリピーターさんが多いということ。納得いく。私達もリピーターさんになると思う。

ちょっと入るのに勇気がいる店構えだが、ぜひぜひ入ってもらいたいお店。店内はおそらく全部「イケア」で調達したと思われる。私的には嬉しいお店。



帰りは、常連さんが教えてくれた白楽のメインの通りに並行にある細い商店街に行ってみた。9時過ぎだったので、ほとんどの店は閉まっていた。そこにある「BR COFFEE」のマスターも私達が「サリサリ・カリー」を出る前にいらした。そこはドリップコーヒーが250円で飲め、、7席ぐらいしかないそうだが、なんか楽しそうな場所だ。今度行ってみたい。といっても、私はコーヒーが飲めないので、何か他のメニューになりそうだが・・・・また、気になる商店街が見つかった。

夏休みに行った、横浜橋通商店街も今日の番組の中で紹介されていた。桂歌丸さんのお膝元だそうだ。10月に入ったら行ってみようかな。

2008-09-25

察する


一週間で、道ばたの様子も、秋らしくなってきた。先週は目に付かなかった木の実が、色づいていて、今日は目に留まった。


今日は、お茶の稽古日。濃茶のお点前を習った。


先週に引き続いてのお稽古だったので、ちょっとだけ落ち着いてできた気がする。そう、今日の自分の目標は、たとえ所作を忘れたとしても、落ち着いてやってみようという事だった。もちろん、完璧にはできなかったし、完璧も目指してはいないが・・・・落ち着いて行動すると、ミスもカバーされるのか、結構自分では所作を忘れていた気がしたのだが、「結構覚ええてたよ。」と言ってもらえた。

今日感動したのは、お正客(お点前を受ける人)をしている時、先週と反対で、お点前をする人が、衣擦れの音を聞いて襖を開けるタイミングを察して、本当に絶妙のタイミングで入ってきた時。こちらの様子を襖の向こうで聞きながら、相手を察するという、相手を思いやるということに通ずるものがある。なんか嬉しい感じがした。

相手のことを「察する」ということは、日常生活の中で、できそうでできない事が多い。まあ、これも完璧にやろうとしたら、神経が擦り切れてしまうだろうが、でも相手のことを考えながらやったことが、ドンぴしゃりと当たると、受けたほうも嬉しいし、やったほうも嬉しいものだ。その事を、今日は襖が丁度よく開いた時に体験した。


お稽古の後、先生と雑談をしながら、気になっていた通称「アボガド」と表札が焼きあがっていることを聞いていたので、見せて頂いた。


「アボガド」はロット土の黄色い色に、トルコ釉がうまく掛かり、程よく良い色になってくれた。作った時は、大きすぎたかなと思ったが、焼き上がりはひとまわり小さくなった。

表札のほうも、結構納得のいくものになった。玄関に掛けるのが今から楽しみ!この二つの作品は、来週他の生徒さん達も見れるように、あと2週間ほど陶芸教室に留まる予定。

2008-09-24

ご近所さん


今日は、カラッと晴れているので、日常の洗濯物の後、カフェカーテンやレースのカーテンも洗濯している。ついでに窓を拭いたりもしてみた。気持ちの良い天気は、気分も晴れやかになり、体も軽やかによく動く。

最近家から歩いて25分の所にある教会の午前中の礼拝に出席するようになった。そして、昨日はその教会の牧師さん一家が、ご近所だということで、主人と一緒にお茶にお呼ばれされ、前日に久々に作った、オートミールレーズンクッキーをお土産に、お邪魔してきた。牧師さん一家も、今年の6月に別の地域から引っ越して来られたそうだ。

歩いて行ける距離に、知り合いやお友達がいるというのは、なんか心に安心が来る。この街に来た時は、ほとんど知り合いもいなく、ご近所の人達も、さほどご近所付き合いしている風でもなく、淋しく感じたこともあり、なんかよそ者の感じで、肩に力が入って生活していた。近所に友達が与えられますようにと祈った時もあった。

陶芸教室に通えば、地域の方々とお知り合いになれるかなと思って始めたら、たまたま、同じ時期に、同じ曜日で始めた方が、ご近所に住んでいらして、お付き合いさせて頂いている。そして7月に、その50人程の教会に初めて行った日、たまたま隣に座ったおばあさんが、家から3分の所にお一人でお住まいで、今は茶のみ友達になりつつある。もう一人のご婦人も、4分ぐらいの所にお住まいということが分かった。

きれいな秋空を見上げながら、主人と帰り道を歩いていた時、1年9ヶ月たって、やっとこの地域に根っこを下ろし始めた気がした。さっきカーテンを洗濯機に入れた後に、月曜日に遊びに来てくれたKちゃんが持ってきてくれた、コスモスの苗を入り口のところに植えてみた。根を張って、来年も咲いてくれるかな?

お茶に行った牧師さん一家には、3人の男の子がいる。一番下の子が、持っていったクッキーを最初は恐る恐る食べていたが、でも気に入ってくれたらしく、帰り際には最後の一個を惜しそうに、美味しそうに食べてくれた。また、焼いた時は、届けてあげよう!

2008-09-22

適量


最近、雨が続いている。被害の出ている地域の方のために、適切な救援がすみやかになされるように、今朝祈った。

そういえば、この雨は先週の木曜日のお茶に行った日から続いている、一日だけ良い天気があったが、でもその他は、台風の影響もあり、かなり大雨だ。

その木曜日のお茶の教室に行く前に、「今日は所作の流れと音を聞こう」と思って出掛けた。薄茶点前をしたが、しばらくぶりだったことと、怒濤の一週間の疲れもきたのか、所作の流れはメタメタだった。

でも、茶釜の蓋を開ける音、湯を注ぐ音、湯に水を注いだ時に一瞬静寂になる音、水屋に待機して、中の衣擦れや話し声の音を聞きながら、タイミングよく襖を開けて、中に入ること・・・・音を聞けた。

私のお点前の時、先生にもお茶を点てることになった。以前、「千利休とその妻たち」を読んだ時に、利休さんが師匠にお茶を点てるときに緊張したと書いてあったと同じように、美味しく点てられるか?お抹茶の分量は適量か?お湯は適量か?と私も緊張した。

お稽古が終わり、先生にお出ししたお茶はどうだったか聞いてみた。「お抹茶の分量は丁度よかったです。でももう少し分量を私は飲みたかったですね。」と。なるほど。その人のお茶の好みを覚えておくことも、お茶を点てるには大切だそうだ。

また、「お湯は適量で」と、お稽古の中で言われるが、この適量の判断が難しい。料理のレシピは何グラム、何ccと量ることによって、美味しさの基準が出てくる。でもお茶のお点前では、さじ加減を目で覚えておかなければならない。これも何回も点てていくうちに覚えていくことなのだろう。

今日は、雨の中、元同僚の友達のKちゃんがランチに来てくれる。デザートにお抹茶を出してあげようと思っている。彼女の適量はさてどれくらいだろう?

2008-09-17

先週の陶芸


この1週間、色々なイベントがあり、NYの友人とPくんも今日で帰国なので、まずは一段落。今日はこれから陶芸。一週間、東京に出る事が多かったり、突然人と会うことになったりと、独身時代のライフスタイルに戻った感じだったが、さすがに体力は、昔のようにパッと戻ってはくれない。でも、人に会ったり、出掛ける事がやっぱり好きで、充実した1週間を過ごせた。

先週の陶芸は、3週目のそば猪口削りの作業をした。やはり3週目だと、感覚がつかめてきた気がする。でも、まだ土どめをつけながらの作業なので、一番下が削り残しになってしまい、まるで植木鉢のよう。まあ、これもありかなと思いつつ、まだまだ練習中の実なので、ちゃんときれいに削ることにした。


下を削る時は、さすがに土どめは使えず、ロクロが回っている中、一本指で押さえつつの作業になる。なので、薄い底に指で圧力が掛かると、穴があいてしまうので、瓶の蓋を乗せて押さえての作業。また、小さめの刃のかんなでの作業をすると良いと、教わった。


結局先週も延べ2個の削りとなった。今日は、残りの一個を、手で削ることにし、また新しいものを作ろうと思っているが、はて何を作ろうかな・・・・

涼しくなって、蚊もいなくなってきた。そろそろ草むしりもしたいなぁ、というか、しないといけない状況になりつつある・・・・主婦がんばろう!

2008-09-11

小旅行


火曜日の晩、NYのアーティストの友人が、NYからの飛行機が遅れていて、サンフランシスコでの乗り継ぎがもしかしたら間に合わなくなり、到着が翌日木曜日になるかも知れず、その場合は、別便で向かっている、彼のアシスタントのPくんだけ、先に成田に着いてしまうので、迎えに出ることは可能かどうかというメールが入った。

もちろん、そうなったら迎えに行くということで、昨日の朝、メールを開いたら、やはり乗り継ぎができなかったということで、急遽陶芸教室を翌日にしていただき、成田まで向かうことになった。

神奈川県、東京都、千葉県をまたぐ、一都二県の小旅行になった。ちょうど、クリーニング店白洋舎の創業者の生涯が書かれた、三浦綾子さんの小説「夕あり朝あり」という、481ページの本を読み始め、おもしろくなってきていたので、読む良いチャンスにもなり、ありがたかった。やっぱり電車に乗っている時に、読書が進む。

その他の旅の友、タンブラーに入れた冷抹茶とスーパーで特売していたシュークリームをお供に、横浜駅から成田エクスプレスに乗った。


成田空港駅には、Pくんの便がちょうど到着する時刻に着いたので、昨日はそんなに空港は込んでいなかったので、30~40分待てばきっと出てくるだろうと、到着ロービーで、Pくんの名前を書いた紙をかかげながら待っていた。


到着口から出てくる人を見ているのは、おもしろい。しばらく留学していたか何かで、久しぶりに帰国し、サプライズで友達が何人か迎えに来て、驚き喜んでいた女性。着物を着た女性。(私は絶対着物で国際線には乗れないと思う。)手をつないで出てきた老夫婦、多きなケージに入れられ、クークー鳴いている大きな犬。両手にガラガラ荷物を引いてさっそうと出てくる、ビジネスマン風な人。きっとミュージシャンであろう、器材をもったちょっとイケメン風な男の子達のグループ。スーツケースも持たずに、手ぶらで降りてきた、一人旅行っぽい、日本人風の男性。

人の格好によっても、どの便で降りてきた人達かがわかる。まあ、どの便でも、最初に出てくるのは、やはりファーストクラスやビジネスクラスに乗ってこられたであろう、エグゼクティブ風な男性や女性。ハワイからの便は、みんなラフな格好で、ちょっと日焼けしている。NYからの乗り継いできているだろう便の人達の服装は、黒がベースなことが多く、ミュージシャン風な人も必ず混じっている。実に見ていて楽しい。



肝心のPくんは、その便の人達が出きったようなのに現れなかった。初めて会うので、特徴はメールで聞いていたが、どの人かははっきりわからない。インフォメーションでも呼び出してもらったが、それでも合えなかった。もしかして、入国審査で引っかかったのか?彼も乗り継げなかったのか・・・・ちょうど、隣にも、お客様が出てくるのを待っている人がいて、その人達もどうやら同じ便で来るはずだったらしい。
 

さて、どうしようかとちょっと困った。このまま帰るわけにはいかないし、航空会社に尋ねたくても、誰が乗っているかという個人情報は教えてくれない。

ふっと上を見上げて、電光掲示板を見たら、彼の乗り継いだデトロイト便は、もう一便一時間後に到着するということだった。もしかするとそれに乗ってるかも!ということで、もう一時間待ちながら、空港人間ウォッチングを楽しんだ。
 
そして、ついに出会えた。背が194cmもあるPくんには、152cmの私が持っていた名前の紙は視野に入らず、キョロキョロしていたが、聞いていた特徴ぴったりだったので、「Pくん!」(もちろん英語で)と声を掛けたら、ビックリしていた。

そりゃそうだ、初めての日本で、彼は、アーティストのMさんと空港で待ち合わせて、一緒に宿泊先まで行くはずだった。そして、Pくんの便がデトロイトから日本へ飛び立った後に、Mさんの便がNYからサンフランシスコに着いたので、一日遅れることを電話連絡できなかったらしく、Mさんを探していたらしい。そこへ突然、視界に入らない下の方から、自分の名前が呼ばれたのだから。 

とにかく無事に着いて何よりだった。彼もデトロイトの乗り継ぎに間に合わず、幸いにも1時間遅れの便がありそれに乗れたので、予定通りの日に着けた。最近のアメリカの乗り継ぎは、無理があるとMさんが言っていた。ちょっとでも遅れると乗り継げない感じで、予約が入れられてしまうそうだ。気をつけよう。
 

Pくんを市川の宿泊先まで、案内し、一緒にまずはラーメンを食べてから、私はまた横浜へ読書の旅をした。読書に夢中であっという間に横浜に着いた。かなり読み進めたので、自分的には大満足しながらの帰還。
 

家に戻り、空港に行く前に、近所のお友達に届けていただいていた、おすそわけの山梨産地直送の甘~い梨と、これまた甘~い種無しピオーネがあったので、さっそくいただいた。甘~い味に、小旅行の疲れも癒された。Mさん、ご馳走様でした、ありがとう!

2008-09-10

INOCHI


6月の末に、レコーディングに参加した、ミクタムの新プレイズ&ワーシップCD「INOCHI」が完成したので、火曜日の夜、記念ワーシップコンサートが御茶ノ水クリスチャンセンターであったので、レコーディングクワイヤーの一員で歌ってきた。

今年のレコーディングは、東京と沖縄でやりそれをミックスしたもの。最近のワーシップは字数が多くて、なかなか覚えきれないものが多い(私がおばさんになったのかな?)が、このアルバムの曲は、覚えやすく、洗濯ものを干している時とか、鼻歌のように口ずさみ賛美する事ができる。


多くのワーシップソングは、英語のものを訳したものが多いが、ミクタムでは、日本で作られたプレイズ&ワーシップ/賛美歌をということで、公募した曲も何曲か入っていたり、ワーシップリーダーの小坂忠さんや奥様の作った曲も入っている。


そして、今回のCDではサンシンと太鼓も使われた。コンサートでも、サンシンが鳴った。今年、生のサンシンは陶芸教室のBBQ大会で聞いて、2回目。心がなごみ楽しくなる音色だ。

今回のタイトル「INOCHI」は、いのちが大切にされていない現代の中、いのちの素晴らしさ大切さをあらためて知って欲しいとの思いでつけられているそう。

聖書の中に、「人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか。」とある。

命とは、ただ単に生きてるから命があるというだけではなく、もっと奥深い大切なものを秘めたものがあるように感じる。19歳の学生の時、池袋駅の地下街の人混みの中を歩きなが、「人はみんな死んで終わりだけのために生きているんじゃない」と、ふっと思った事があった。今でも何故かその状況や、思いが鮮明に残っている。

死を選ぶのではなく、いのちを選んで欲しい・・・・・               
                                

2008-09-08

直球


金曜の夜これから帰るからというメールが入り、一週間の疲れも溜まっているようだったので、久しぶりに「『いふり湯』に行く?」と、誘ってみた。すぐ返信がなかったので、「夕飯付きで!」と書いたら、「そうだね。行こうか。」と返ってきた。

夕飯の準備をし始めていたので、一品だけ仕上げ、必要なものがあったのでスーパーに寄ってから、駅で主人をお出迎えした。

ちょうど翻訳の仕事のお金が入ったので、「今晩は私がおごるよ!」と言って、何が食べたいか聞いてみた。ラーメンが食べたいということで、ちょっと歩くが、主人の好きなラーメン屋さんまで行った。主人いわく、そこは横浜の家系のラーメン屋だそうで、豚骨ベースに煮干のスープに太麺だった。メニューも4種類ぐらいしかない、頑固親父系のちょっと古めのお店だった。

主人はねぎチャーシューを、私はちょっと暑かったので、つけ麺を食べた。テーブルの脇にコロコロコミックが置いてあり、主人も小学生の頃読んだらしく、主人が子供の頃大好きだった「ドラえもん」もまだ入っていたので、二人で読んだ。

読み終わった頃、閉店時間の9時半になったので、ラーメン屋を後にして、「いふり湯」に向かった。向かう途中、「あー、美味しかった!」と主人が満足そうだった。そして、いつもは主人が銭湯代を払うのだが、今晩は私のおごりにした。ゆっくりとお湯につかることにし、10時45分に待ち合わせにした。

2ヶ月ぶりの「いふり湯」だったが、銭湯代が420円から450円に値上がりしていた。ここにも値上がりがやってきてしまった。

いつも来ているおばあさんに、2ヶ月前もその晩もお会いしなかったので、番台のおじさんに聞いてみたら、最近は暗いとあぶないので、明るいうちに入りに来ているそうだ。お元気そうでよかった。でも、もう会えないと思うと、ちょっと淋しい。お客さんもいなかったので、ゆっくり黒湯につかった。

お湯から出て、ジュースを飲み、レトロなマッサージチェアで肩をほぐしてから、銭湯を出た。

帰り道、主人は「今日のラーメンは美味しかった。銭湯もおごってもらっちゃったし、疲れていたからいいドアイデアだったよ。今日は愛を感じた。」っと。お褒めの言葉をいただいた。ちょっと照れくさいけど、直球の言葉は嬉しいものだ。

昨日になっても、「あのラーメンは美味しかった」と言っていた・・・・

2008-09-03

引き続き


 
今日も、先週から引き続き、そば猪口の削り作業。

この電動ロクロの前で、お風呂の椅子に座って、黙々と2時間削る。もちろん途中おしゃべりタイムは入る。

先週は、だいぶおもしろくなったところで終わったので、今日は楽しみに行った。できれば、4個削れたらとわずかな希望を持って行ったが、結果は、丸々1個と、先週削り残しと、今日同じような感じで削り残したものを合わせて1個分と数えて、延べ2個。



試行錯誤を交えながらの作業なので、時間が掛かるのだろう。

削る時も、芯だししてから始めるが、最初のロクロで作製している時に、ちゃんと芯が出て、真円に近くなっていると、削りの作業も実に楽になる。真円になっていないと、真円近くになるように、補正の作業をしないといけない。つくづく、最初の土台が肝心だと思わされた。もう、どうにもならないと、ロクロを止めて、手で削ってしまった。

それにしても、ロクロは奥が深い。やるごとに、いろんなやり方を学ぶ。あっという間の2時間だった。 

9月に入って、暑さが戻ってきた。あのまま夏が終わってしまったら、淋しかったので、夏の名残を惜しみたい。急に寒くなるのではなく、徐々に暑さがフェイドアウトしてくれたらいいな・・・・ 

それにしても、この時期の蚊はおぞましい。一瞬道端で立ち話をしているだけで、軽く2~3箇所刺されてしまう。蚊にとっても最後の刺し入れ時のようだ。
 

2008-09-02

ウェディング


昨日は、元同僚で友人のYちゃんの結婚式だった。旦那様は、オーストラリア国籍の優しそうな方だった。横浜のメルパルクでの挙式と披露宴。

ホテルのチャペルウェディングには、ちゃんと賛美歌を歌う聖歌隊の人達がいる。おそらく普段なら、列席の方々は、賛美歌を知っている人が少ないので、聖歌隊の声がよく響くはず。でも、昨日はクリスチャン同士の結婚式で、参列者もクリスチャンが多かったので、歌声が大きく、聖歌隊の方達もちょっとビックリしていた様子。

司式の牧師さんも、新婦の通う教会のハワイからの先生だったので、リラックスした雰囲気の中で、牧師婦人の通訳が入っての、インターナショナルな式となった。

聖書からのメッセージは、お互いに尊敬しあう事が、大切。尊敬する時に、愛することも容易にできるという内容だった。結婚式に出ると、初心に戻らされる。


披露宴は、7Fの角部屋で夕方から行われた。隣にはマリンタワー(残念ながら改装中)とみなとみらいや港が一面に見れるお部屋。最初はカーテンが閉めてあり、夕焼け時に、カーテンがパーッと開かれ、豪華な演出になった。

披露宴もバイリンガルで行われ、私も日系のKさんと一緒に、司会でお手伝いさせて頂いた。リラックして楽しい雰囲気でという、新郎新婦の希望だった。ハワイ人の牧師さんが一人いるだけで、みるみるうちに、場がリラックスしたものになって、楽しく司会ができた。会場のスタッフの方々も、温か味のある方々で、一緒に二人の結婚を喜んでくださっているようで、嬉しかった。

旦那さんのご家族も、遥々オーストラリアから来られ、10歳の姪御さんが手品を披露してくれた。通訳していたので、間近で手品を見ていたが、たねがわかるかと思いきや、やっぱりビックリさせられてしまった。


両家族が、新しい夫婦を祝福している姿が、とっても微笑ましかった。

Yちゃんは、これから旦那様とオーストラリアで新しい生活が始まる。今は、メールやスカイプがあると思うと、別れもそれほど淋しくない。

披露宴後、独身の友達がレンガ館のほうへ遊びに行くと言ったので、おもわず「私も行く!」と言いそうだったが、主人も仕事から帰ってくるということで、ちゃんとまっすぐ帰宅した。奥さんも板につきはじめたかな?

イベリア組曲


土曜のピアノコンサート・・・・

結局、ピアノの演奏中に、雨と雷がなり始めた。本当は午後から雨の予定だった。

教会での演奏で、ピアノは素敵な光でキラキラする、特殊な加工を施したガラスの窓の脇にあったので、田中友樹子さんの演奏の途中から、雷のピカピカ光るのが見えた。ピアノ音に、かすかにやわらかいゴロゴロという音が重なった。

友樹子さんの演奏を、2列目の手が見える角度から聴いた。聴きながら手の動きを見ているのが、とても楽しかった。指はこんなによく動くものなのだと、感心した。また、ピアノは指の芸術だと思った。

モーツァルトの「きらきら星変奏曲」から始まり、途中休憩をはさみ、全部で12曲を楽しんだ。「きらきら星変奏曲」は、いつも隣の家の小学生が練習して、だんだん上達していくのを聴いてきたが、やっぱりプロは違う。

私の今回気に入ったのは、アルベニス(1860-1909)作曲「イベリア組曲 第1巻 招魂、港、セビージャの聖体祭」の3曲。彼の曲の特徴は、最後にポンッと1音押して終わる。良い曲に出合った。

終演後、一緒に行ったMさんと、元町まで坂を下り、イタリアン料理とおしゃべりを楽しんだ。雨脚もそんなにひどくなく、家に着いた直後に、ザァザァ降りになった。天候が守られますようにという祈りが答えられた。

でも、イタリアンを楽しんでいる間、主人は落雷で停電して止まった東急東横線に乗れず、もの凄い遠回りをして0時まわって、家に戻ってきた。大変な思いをしていたたくさんの人がいたそうだ。友樹子さんも、東横線に乗れず、その晩は教会のゲストルームに泊まっていったそう。次の日が土曜で休みでよかった・・・・